さよなら ページ25
便箋と向き合い始めた
あの日から１ヵ月
やっと自分の思いを
文字に出来たんだ
「これが...ラブレターってやつ？笑」
ピンク色がほんのり色付く封筒
あなたに届きますように。
光にかざせば
よりいっそう輝いて見える
〜♪
静かな部屋に鳴り響く音
きき慣れた電話の音だ
「A〜元気？？久しぶりね！」
「あ、おばさん久しぶりです！」
相手の声の相手はセリ叔母さん
昔忙しかった母親のかわりに
家事の手伝いや、私とグクの面倒まで
みてくれた恩人。
久しく連絡がないと思っていたら
旅行に出掛けていたみたいで。笑
久しぶりに聞く優しい声
相変わらず 陽気な性格だ
「今旅行でアメリカにいるのよ〜！そしたら、ほらジョングクくん？アメリカ行ったって昔言ってたから〜」
ジョングク
なまえを聞くだけで胸が熱くなった
「会えるかな〜と思ってたら！なんとバッタリ会えたのよ〜！！」
へー
なんて平然に返事する私はウソつき
グクは元気かな？
「元気そうだったわ」
その言葉にそっと胸をなでおろした
いまの彼を知れたことに
喜びを隠せない
会いたい。
受話器をつよく握った
「それに隣に美人さん連れて歩いてたもの〜！あれはきっと彼女さんよ〜ガールフレンド〜！」
��彼女��
「..ガールフレンド？」
その言葉が突き刺さるように
何度もこだまする
「ええ！もう彼女が居ても可笑しくない年齢よね！！あ！その後ずっと心配でグクくんの後をついていったんだけどね、何件も違うお店に入っ....A？A？聞いてる？」
言葉は私の胸に刺さって抜けない
わたしは膝からガクンと
座り込んだ
「ばかみたい..」
受話器から聞こえる私を呼ぶ声
ごめんねおばさん、
これ以上聞いたら
大好きなおばさんまで憎んでしまいそう
震える手で電話を切り
感情のままに声をあげて涙した
最初から何も始まっていなかったんだ
私の気持ちは
まるでシャボン玉のように届くまえに
消えたの
どうしてだろう。とてつもなく辛いの
どうしてだろう。
あなたが消えない、頭から
涙で滲んだピンクの封筒も
バラバラになった心も
あなたには見えてないんだね
勝手に恋して
勝手に終わった わたしの��夢��
サヨナラ。
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まかろん(プロフ) - ﾇﾅさん» 少し変わったお話ですが！リクエストのお陰でストーリーの幅がひろがりました！ (2014年6月28日 2時) (
レス) id: 0522f7ff95 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - なつじんさん» ありがとうございます（＾＿＾）！グクのお話無事完結しました！ (2014年6月28日 2時) (レス) id: 0522f7ff95 (このIDを非表示/違反報告)
ﾇﾅ - ｼﾞﾐﾝちゃんのﾇﾅ嬉しいーー(*^^*)更新たのしみです♪ありがとうございます！ (2014年6月27日 8時) (レス) id: 94cddae186 (このIDを非表示/違反報告)
なつじん - ぐく ( ´Д` ) 泣きすぎて呼吸が ....。続き期待してます！ (2014年6月25日 8時) (レス) id: 75868ca315 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - アミさん» グクのお話、なんか思ったより切なくなってしまいました。鼻血 (2014年6月23日 23時) (レス) id: 0522f7ff95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まかろん | 作成日時：2014年6月11日 11時
