"好き" ページ19
もしかしたら僕は君から
��好き��
という言葉が聞きたかったのかもしれない
何を思ったか
立ち上がる君の服をつかんで離さなかったよね
自分でもわからない
でも恥ずかしそうに目線を逸らす君に
もう我慢なんて出来ないでしょ？
いつだって、何度でも
君から "好き"と聞いていたい
もう１回言ってごらん？と言うと
真っ直ぐな瞳で僕を見つめた後
��どうしようもなく好き��
と言って、しゃがみ込む君の顔が
みるみる真っ赤に染まっていく
どうしろってしうのさ。
うつむく君の腕をつかみ
さっと引き寄せた
額と額がくっつけば
自然に笑みがこぼれる
「もう１回言ってみて？」
君の中には今確かに僕がいる。
「もう言わない！笑」
いま君とのキョリは
何cm だろう
僕の背中に
すべりこむ小さな手
体温を感じるたび
心臓がキュッと縮むのが分かった
「ねえ、A。僕本当にAのことがすきだよ」
こんなくさいセリフを言うたび
君の胸の音が 伝わってくるんだ
「..ふーん^^」
いたずらに笑う君を
もう一度強く抱きしめた
--
どれくらい抱きしめあっていただろう
おかしいな
いつまでたっても胸の高鳴りが
止む事はなかったのだから
ぜんぶ全部 きみのせい
Aのせいだよ
きれいな髪が
僕の肩からスルリと流れた
「A・・？」
気になって呼んでみると
返事はなかった
「バカ、Aのバカ」
思わず笑みがこぼれた。
本当どうしようもない
僕に抱きついたまま
僕の服をキュッとつかんだまま
眠っているのだから
そしてそんな幼く妖艶な君に
僕のココロはすべてもっていかれてるのだから
君をそっと抱き上げ持ちあげる
小さな君。
夢のなかでも、僕が隣にいるだろうか
そっとソファーの上におろす
白く透き通るような肌
きみのおでこに
僕の想いをのせてキスをしたんだ
君への‘ファーストキス'だね
「おやすみ」
背を丸めて眠る君は
まるで子猫のようだったよ
冷えないように上着をかけてあげなくちゃ
君は覚えてないだろうな。
その時
僕の袖をつかんで
フニャッとした笑顔をみせたんだ
.....。
本当にどうしようもないよ、
本当に。
なぜこんなにも僕の心を揺さぶるの。
*続く
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まかろん(プロフ) - ﾇﾅさん» 少し変わったお話ですが！リクエストのお陰でストーリーの幅がひろがりました！ (2014年6月28日 2時) (
レス) id: 0522f7ff95 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - なつじんさん» ありがとうございます（＾＿＾）！グクのお話無事完結しました！ (2014年6月28日 2時) (レス) id: 0522f7ff95 (このIDを非表示/違反報告)
ﾇﾅ - ｼﾞﾐﾝちゃんのﾇﾅ嬉しいーー(*^^*)更新たのしみです♪ありがとうございます！ (2014年6月27日 8時) (レス) id: 94cddae186 (このIDを非表示/違反報告)
なつじん - ぐく ( ´Д` ) 泣きすぎて呼吸が ....。続き期待してます！ (2014年6月25日 8時) (レス) id: 75868ca315 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - アミさん» グクのお話、なんか思ったより切なくなってしまいました。鼻血 (2014年6月23日 23時) (レス) id: 0522f7ff95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まかろん | 作成日時：2014年6月11日 11時
