【1】彼の笑顔 ページ1
「ねえ、アイス食べたくない？冷たいもの食べたいんだけど。」
「あ〜たしかに...コンビニ寄る？？」
わたしの言葉に目をキラキラさせながら
行こう！と足を急がせるジョングク。
そう、この人こそ私の彼氏だ。
出会いは１年前。
わたしがアルバイトとしてはたらいていた本屋でお客さんとして来ていたグクが
私をみて一目惚れしてくれたんだとか。
いまおもえば嬉しいというより
感謝の方が大きい
こんな私に一目惚れだなんて。
いまでも信じがたいんだ
だってあなたには誰もが目を奪われるくらいのものがある。ぞくにいうイケメン。
街をあるけば女も男も振り向く。
私にはもったいなくて....
「着いた。」
嬉しいそうな彼
なんでこんな嬉しそうなのかわたしは全部知ってるよ？
アイスじゃなくて...
「 いらっしゃいませ 」
ご機嫌だ。
「....」
グクのお目当てはこの店員さんだ
コンビニのガラス扉が閉まる音がする。
足早にレジ前を通りすぎてアイスを探すグク
いや店員さんの前を通りすぎ
アイスは店員さんと会う口実と言ったほうがいいのだろうか...
そんなことを頭に駆け巡らしたまま
わたしは背中を追ったんだ
1年つきあってきて
グクの面食い度もよくしってる
あの店員さんかわいいね
だなんて何回も聞いた。
そのたびに「可愛いね〜」だなんて
心ない言葉をいってきたけど。
ああ、わたしに一目惚れしたのも
日常茶飯事の出来事であり、無駄にはしゃいでいたのは私だけか
１年目にして、気づくなんてね...
いやもしかしたら
気づいていたのかもしれない..
押さえていたため息も無意識のうちに漏れる
「これうまそう、これにしよ。Aもこれでいい？」
「う、うん。」
微笑みながら手渡してくれたアイスは
やけに冷たく感じた。なんでだろう。
「お金はらいに行こう？」
静かに頷く表情は最悪だったと思うよ。
だって正直 悲しくて
アイス持ったまま棒立ちになっていたから。
そんなわたしの手を強引に引っ張るグク
浮き出る血管。
目の前にあるのは背中。
大好きな彼の..背中..
...
こんなに背中大きかったっけ
男らしい部分いちいちみせないでよ、バカ
吸い寄せられるようにレジ前にきた私は
店員さんに向けたグクの
笑顔なんて
見れるはずもなくて
そっとアイスをカウンターに出したんだ
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まかろん(プロフ) - ﾇﾅさん» 少し変わったお話ですが！リクエストのお陰でストーリーの幅がひろがりました！ (2014年6月28日 2時) (
レス) id: 0522f7ff95 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - なつじんさん» ありがとうございます（＾＿＾）！グクのお話無事完結しました！ (2014年6月28日 2時) (レス) id: 0522f7ff95 (このIDを非表示/違反報告)
ﾇﾅ - ｼﾞﾐﾝちゃんのﾇﾅ嬉しいーー(*^^*)更新たのしみです♪ありがとうございます！ (2014年6月27日 8時) (レス) id: 94cddae186 (このIDを非表示/違反報告)
なつじん - ぐく ( ´Д` ) 泣きすぎて呼吸が ....。続き期待してます！ (2014年6月25日 8時) (レス) id: 75868ca315 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - アミさん» グクのお話、なんか思ったより切なくなってしまいました。鼻血 (2014年6月23日 23時) (レス) id: 0522f7ff95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まかろん | 作成日時：2014年6月11日 11時
