病室の歌声 ２ 【男主】

＊３５＊ ページ16

先生side

あー頭痛い

子どもから風邪もらっちゃったかな？

気をつけてたんだけどな・・

時間が経つにつれ
調子が悪くなっていった

ついにクラクラしてきちゃって
壁に手をついた

朦朧とする意識のなか
Aに話しかけられた

足に力が入らなくなって

その場に倒れた

遠のく意識のなか
Aの声が聞こえた

・

・

・

目が覚めると
白い天井だった

腕には点滴

痛む頭で考える

看護士「先生起きました？」

先生「俺はどうしたんだ？」

看護士「倒れたんですよ。疲労からくる発熱ですね、少し休めばすぐよくなりますよ」

情けないな・・
医者なのに自分の体調も管理できなくて・・

先生「あ・・・そうだA」

心配かけちゃったよな・・・
点滴がなくなったら
様子を見に行こうかな・・・

・


・


・

よし。なくなった
少しだけ見に行くだけだから
大丈夫だよな・・

あと謝らなきゃな・・


〜病室〜

涼太「あ！先生！心配したんですよ！！」

先生「スマンスマン」

ボスっと僕に抱きついてきたのは
Aだった

A「うぅ〜グスン」

先生「ゴメんな・・怖かったよな・・」

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