32 ページ33
『全員注目！私のクラスメイトがバラバラになった！手分けして探して見つけたら上に合図して！』
そう言うとニンフィア以外はバッと移動。ニンフィアは何が何やら分かってないみたい。
『ニンフィア、いきなりでごめん。力を貸して』
ニンフィアは勢い良く頷いてくれた。私はニンフィアの頭を撫でながら口笛を吹いてチルタリスを呼び、ニンフィアと一緒に乗った。そして高く飛び上がる。
『シェイミ、クラスメイトのイメージをイーブイ隊に送れる？』
〈ミーに任せるでしゅ！〉
『ありがとう！チルタリス、あそこに！』
そう言って差した場所は相澤先生の元。あの黒い霧の個性万能すぎない！？
驚きつつ図鑑からサーナイトを出す。癒すのは無理だけど守るなら！
砂漠っぽい所から無数の星が上がる。エーフィの【スピードスター】だ。
真上に着き、チルタリスにさっきの所に行くよう言ってから、サーナイトと一緒に飛び降りる。足がビリビリするけど知るか！
『サーナイト、【しんぴのまもり】！』
「A！」
「へぇ、こいつが魔獣か……」
相澤先生を薄緑の膜が覆う。全身に手をつけてる人は首をガシガシ掻いている。いたそ。
周りからイーブイ隊の皆が炎や木の葉を上に巻き上げる。チルタリスたちが迎えに行くだろう。
「かっこいいなぁヒーロー。欲しいなぁ魔獣使い。ところでヒーロー、本命は俺じゃない」
な、何か気持ち悪い奴が来た！脳みそ丸出しの何か、こう、気持ち悪い！そいつは相澤先生の腕を簡単に折った。
「〜〜〜〜〜！！！」
『相澤先生！』
「なぁ魔獣使い。敵連合に入る気は無い？」
敵連合。誰がこんなことする奴らの仲間になるもんか。私のクラスメイトや先生をこんな目に合わせる奴と一緒になるとか願い下げだ。手だらけの男は言う。
「ヘドロヴィランのニュースは見せてもらったよ。その後のヒーローの対応も。おかしいよな？何で助けた奴が文句言われるんだ？その場で動かなかったヒーローに」
……それは私も思ったよ。何で動かないのかって目の前で助けを求めてるのにって。
『誰でも、自分の身は守りたいから、でしょ』
「そう、ヒーローなんて皆そうだ！自分の身の安全が第一の癖にヒーローなんて務まるわけがない！だから俺は正すんだ、この腐った世の中を！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 877人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まっちゃん - カイオーガ！！ (2018年1月29日 22時) (
レス) id: 7aa8053ffe (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃん - ガブリアスか、ミューツーだしてください。m( _ _ )m (2018年1月29日 22時) (レス) id: 7aa8053ffe (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 手持ちのポケモン全部好きなやつだーーー！！うれしいです！！頑張ってください！ (2017年9月12日 20時) (レス) id: 505ea9a460 (このIDを非表示/違反報告)
三鈴(プロフ) - 雪猫さん» こちらこそリクエストありがとうございます！ (2017年8月22日 23時) (レス) id: e23497b527 (このIDを非表示/違反報告)
雪猫(プロフ) - マイナンプラスルありがとうございます！！ (2017年8月22日 23時) (レス) id: 232985d54e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：三鈴 | 作成日時：2017年8月1日 11時
