12 相澤side ページ13
ドアの開いた音が少女だと思ったのか、一瞬笑顔だった魔獸たち。この場にいる全員？が一気に警戒するも、
『怪しい人じゃないよ多分！安心して！』
「こいつぁシヴィリスナーだ！」
「多分って何だ多分って」
その声で魔獸たちは警戒を解いた。少女はホッとしたように部屋を出ていった。オールマイトさんは、小型の魔獸を膝に乗せている。何か濃いな。
俺もソファーに座ると、人のような魔獸が来た。もちろん人とは言えない。頭からは耳、二足歩行だが、その手足は動物だ。
そしてその手にはさくらんぼのようなもの。
「それ、美味いのか？」
〈あー、ルカリオまたAのカバンからとったでしゅね！〉
「(:｡_｡)ｺｸﾘ」
オールマイトの膝に乗せられた魔獸が言う。こいつらは喋るのか？苦笑いでうなずく隣の魔獸もといルカリオ。喜怒哀楽はあるらしい。
何分かして少女が戻ってきた。今更ながら自己紹介していなかったのに気付く。
「あぁ、忘れてた。相澤消太だ。よろしくね。」
「俺はプレゼント・マイクだ！」
『相澤先生にマイク先生ですね、Aです、よろしくお願いします！』
互いに挨拶を終えたあと、オールマイトさんが雄英高校の話をする。その最中、少女は頭に？が浮かんだような顔をしていた。
話が終わったあと、その顔のまま少女、いやAは言った。
『あの、高校って何です？』
マジか。「学校に行っていない」じゃなくて「学校と言うものを知らない」のか？予想の斜め上だな。
この予想を確信にするために質問をする。
「そっちの世界には高校は無かったのか？」
『ポケモンスクールならありましたけど……』
またまた知らない単語。ポケモンって何だ？しかもスクールって英語。なら英語は書けるとかか？
「ヘイリスナー！英語は書けるのか？」
よりによってこいつと思考が被ったか。Aは紙とペンを持ってきて何やら書き出した。そしてその紙を俺らに見せる。
『この字のことですか？』
見ると何か不思議な文字が並んでいた。日本語、なのか？英語に近いような遠いような……
『アンノーンっていうポケモンの形を真似た字なんです。これはAと書いてます』
二文字で一文字の日本語、ローマ字みたいなもんか。雄英のレベルどころじゃ無いぞこれ。
「A少女、とりあえず君の世界のことを教えてもらって良いか？」
『そうですね、じゃあ……』
オールマイトさんに感謝したのは久しぶりかもしれない。
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まっちゃん - カイオーガ！！ (2018年1月29日 22時) (
レス) id: 7aa8053ffe (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃん - ガブリアスか、ミューツーだしてください。m( _ _ )m (2018年1月29日 22時) (レス) id: 7aa8053ffe (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 手持ちのポケモン全部好きなやつだーーー！！うれしいです！！頑張ってください！ (2017年9月12日 20時) (レス) id: 505ea9a460 (このIDを非表示/違反報告)
三鈴(プロフ) - 雪猫さん» こちらこそリクエストありがとうございます！ (2017年8月22日 23時) (レス) id: e23497b527 (このIDを非表示/違反報告)
雪猫(プロフ) - マイナンプラスルありがとうございます！！ (2017年8月22日 23時) (レス) id: 232985d54e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三鈴 | 作成日時：2017年8月1日 11時
