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「A、体に問題はないか？」
「大丈夫。どうして？」
とりあえず現場に向かわないといけないから、歩いてあの闇の穴に近づく。
高いところにあるから遠く感じるだけで
実際、距離はそんなにないらしい。
「前世では、太陽から離れれば離れるだけ体調を崩してた。
しかも君は闇のパワーをも影響を受けやすいだろう？」
「さすがはるか、Aのこと、よく分かってるのね」
「なんだよみちる、嫉妬か？」
わぁ。お熱いことと少しこっちが恥ずかしくなってれば
周りのみんなもまた始まったと呆れ顔。
私はそれが楽しくて、嬉しくて、また胸がいっぱいになった。
これが、これからきっと毎日続くんだ。
みんなと、幸せに暮らせるんだ。
「ここだね」
まことちゃんの言葉に我に返る。
上を見なくても分かる。
体にのしかかってくる感覚。
重たい。
息が苦しい。
なんとか呼吸の感覚を取り戻そうと
浅い呼吸を何度か繰り返すけどうまくいかない。
「A？」
みちるに名前を呼ばれた。
その途端必死に隠そうとする私。
足手まといだって思われるかもしれない。
使えないって幻滅されたら…。
分かってる。
この人達はそんな人達じゃない。
私のことを心から愛してくれている。
それでも募る不安は、私の情緒のせいだろう。
「大丈夫」
「呼吸が浅いわ。疲れた？少し休みましょう」
「大丈夫だから」
「Aちゃん？」
みちるの提案に皆が頷いて、怖くなって、うさぎに返事ができない。
重たいの。
もう無理なのに、もっともっとって、私の上に来る。
「A、大丈夫よ。大丈夫。落ち着いて。ここにいるわ」
「みちるっ…。私、みんなの迷惑に…」
「誰も迷惑だなんて思ってないわ。分かってるから。大丈夫よ」
みちるの少し普通より冷えた手が気持ちいい。
その手で撫でられる懐かしい感覚に
自然と呼吸が何となく落ち着いてきた。
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ラン(プロフ) - ジュナさん» コメントありがとうございます！長らく更新しておらず申し訳ありません！これからもよろしくお願いします！ (2021年7月6日 18時) (
レス) id: 72cfa00c25 (このIDを非表示/違反報告)
ジュナ(プロフ) - コメント失礼します！セーラームーン大好きで作品を読んでいるのですが主様の作品が1番好きで何度も読み返してます！ (2021年5月13日 14時) (レス) id: e042c00204 (このIDを非表示/違反報告)
ラン(プロフ) - あいさん» わぁ！コメントありがとうございます！そうですね、昔の物でもありますし少し少ないですもんねぇ。でもたくさんある中からこの作品を選んでくださりありがとうございます。これからもこの作品をよろしくお願いします！ (2020年4月28日 4時) (レス) id: 72cfa00c25 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - セーラームーンが好きで作品探していたのですが、とても素敵な作品です！一気に読めるぐらい楽しかったし、胸が苦しくてなるような、感情がすごく伝わってきました！これからも頑張って下さい！ (2020年4月24日 21時) (レス) id: 8e9acf94c3 (このIDを非表示/違反報告)
ラン(プロフ) - ヤシロさん» コメントありがとうござます！とても嬉しいです！これからもこちらの作品をよろしくお願いします！ (2020年4月22日 19時) (レス) id: 72cfa00c25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ran | 作成日時：2019年12月1日 2時
