9話 ページ11
「いらっしゃ……って、え、足でも折ったん？！捻挫？！手術！？」
「大袈裟や、落ち着け。目に見える切り傷だけやぞ」
「え、だってそうじゃなきゃ、なんで兄さん女の子抱っこして…？」
「良いから早く準備しろ……」
何で何で〜！と兄さんさん……兄さんにしつこく聞いているのは、いつぞやのマモンさんと同じ水色の髪に、顔を覆う面隠しのような布。
珍しく和装の翼の生えた天使だった。
「えっと、兄さんの事は後でシャオロンとでも問い詰めるとして「おい」君がAちゃんね、俺はラファエル。しんぺい神とかペ神とか呼ばれるけど、ホントの神じゃないから混同しないように！
天界で怪我したら俺の所においで、治してあげるから！」
「一応俺も出来るんやけど、ペ神よりは精度低いから、期待せんでな」
元気なしんぺいさんと冷静な兄さん
二人はかなり仲が良いようで、見てて心が安らぐようだ
「はい、じゃあ自己紹介も済んだし、Aちゃん、目を瞑って深呼吸してみて？
…そうそう！
ちょっと待ってな…」
目を瞑っていると、見えない筈なのに強い光を感じる。もう、目を開けたらすぐそこに光があるような…？
何か一言しんぺいさんが呟いたと思ったら光が消えるのと同時に、身体中にあった切り傷も消えていた
「はい、もう目開けていいよ〜！…うん、治ってるね、この後どうする？ひとらん帰ってくるまでここに居る？それともどっか行きたい？」
「あの、図書館？図書室？に行きたいです。知りたいことがあって…」
「そうなん？…でも出来るだけ1人にするなって言われてるんだよな〜」
「え、何でですか？」
「それは自分の胸に手を当てて考えてみ？」
やだなぁ、そんな心当たりなんて…。
そう言えば、自分から裂け目みたいな奴に近づいたんだったわ
…そりゃそうだよね
「…俺と行くか？図書室。一人じゃなきゃええんやろ。」
「……え、ホントにどうしたの兄さん。いや、それで良いと思うけど…一緒に行ってあげるの？」
「Aが嫌やないんならな、どうする？」
「お願いします、一緒に行ってください！」
すると、良い子と言わんばかりに少し雑に頭を撫でられる
…お父さんがやってくれたら、こんな感じだったのかな
「じゃ、行くか。」
「はい、しんぺい神さん、ありがとうございました！」
「いいえ〜、来て欲しいけど怪我して来ないでね〜！」
しんぺいさんにお礼をして、兄さんの後をついて歩く
…あれ？私って一応成人一歩手前の年齢だった気が…ま、いっか
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へみおらのりりぃ - すごく面白い！ 更新待ってまーす！ (2022年12月11日 5時) (
レス) @page29 id: 9448ccf0f8 (このIDを非表示/違反報告)
朱蛛(プロフ) - 夢女で悪かったなさん» コメントありがとうございます！ちょっと、色欲は扱いずらくて…( ；∀；)この小説をR指定する訳にもいきませんし…苦肉の策の「色欲＝遊び人」って感じですねᕕ( ᐛ )ᕗそれはそうと、主人公に寄り添って何がしたいんでしょうね？(ˆωˆ ) (2022年12月6日 23時) (レス) id: 0c20be0e3f (このIDを非表示/違反報告)
夢女で悪かったな(プロフ) - 文頭読んだら「全て嘘」って、天使と繋がりあってもやっぱり悪魔してますね。これだからutさんは… ただの私の感想なんですけど、utさんって他の方々と違って遊びとして捉えてる感じがする…？ よくわからないけど一線引いてるって感じがするんですよね…(そこも好き) (2022年12月6日 22時) (レス) @page26 id: 6eeb9ee70c (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - 朱蛛さん» お返事ありがとうございます！はい！それで十分ありがたいです！活動頑張ってください！！ (2022年11月27日 23時) (レス) id: 1423256604 (このIDを非表示/違反報告)
朱蛛(プロフ) - あさん» コメントありがとうございます！そうですね…次回の更新から区別を付けさせて頂きますね( ˙꒳˙ )ゝ既存のは文字数がオーバーしてしまうので…grやtnという感じでも宜しいですか？ご指摘、ありがとうございました！∠( ˙-˙ )／ (2022年11月27日 13時) (レス) id: 0c20be0e3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱蛛 | 作成日時：2022年11月5日 22時
