検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:25,259 hit

ページ11

.

主人公Side



「「ハッピーバースデーまーしぃ!!」」


 
用意していたクラッカーを彼に向かって放つ。
彼の仲間たちも放ったクラッカーの紙吹雪が彼の髪の毛に降り積もった。



「ありがとうなー、皆。」

「ついに30歳やんな!」

「うるせ。」

「ようこそ、こちらへ?」

「あははっ」


うらたさんに弄られて苦笑いをする志麻くん。
それにのっかるようにセンラ君もグラス片手に彼の元に向かっていた。


 
「今日は飲むで志麻君!!」

「センラ君…めっちゃ持ってきたなぁお酒。」

「おー、どれどれ?ホンマや!めっちゃある!!」


 
センラ君が持ってきた袋の中にはビールやチューハイ、ハイボールなど色々なお酒のビンや缶がかなりの量入っていた。それを見て坂田が目を輝かせる。こらこら……どれだけ飲むのよ。

 

「ちょっと、坂田とセンラ君はそんなに強くないでしょ!」

「へーきやて!A!」

「安心できないっての……」

「まぁ、こいつら潰れたら俺が引きずって帰るから。」

「それなら…いいか。」


私がこうやって4人と仲良くなったのは坂田のおかげだ。
彼と私は専門学校の同級生で、さらには同時期にそれぞれ歌い手とmix師としてデビューした。
私は好きだったゲームの実況もしていたけどね。
そこからうらたさんと知り合い、志麻くん、センラ君…と仲良くなり
今では彼らの動画のMixを任せてもらえるようになった。
志麻くんと付き合ったのもなんだかんだで彼ら3人の協力があったからである。


 

「今日はたくさん作ったからね、みんなたくさん食べて!」

「おぉぉ!!さすがやわA!!」

「さすが俺の彼女!」

「なんだかんだで、Aちゃんの料理食べるの初めてやなぁ…」

「ホントホント、お菓子ならよくもらってるけど…」


 
確かに、私の料理を食べたことあるのは志麻くんと坂田だけだろう。
この日のためにケーキはもちろん、色々用意した。
お酒と、料理と他愛もない話…楽しい時間だ。


 
「んじゃ、坂田とセンラが潰れかけてるし…先にプレゼント渡しとくか。」

「えー、センラまら酔ってないれすよ?」

「俺も俺もー!」

「顔真っ赤にして言っても説得力ねーよ!ってかセンラは呂律回ってねーし!」

「はは、まだまだやなセンラ君。」

「いや、志麻くんが強すぎるだけな気がするよ…。」


 
空の缶は15本を超えている。
3人で飲んでいるが、ケロッとしてる志麻くんの方が強いだけだろう。

し→←結



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (77 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
178人がお気に入り
設定タグ:歌い手 , 志麻
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ちょこ - とてもよかったです!その後話が欲しい! (2021年9月17日 1時) (レス) id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
あかはね(プロフ) - キュンキュンさせて貰いました…。志麻くんかっこよすぎません?← (2019年12月2日 17時) (レス) id: e76134e0bd (このIDを非表示/違反報告)
ポン酢(プロフ) - めっちゃよかったです! (2019年12月2日 16時) (レス) id: 76be53e752 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Elice | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/Elicelist/  
作成日時:2019年11月24日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。