2人が出張で帰れない日の話�� ページ15
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そう言ってケラケラと笑った蓮に2人も笑った。
「あれ、Aチャン寝ちゃってるじゃん。」
「マジか。」
すっかり私服に身を包んだ灰谷兄弟は
VIPルームに戻って来た。
波音に抱き着いたまま眠る
Aを見つめてその眦を下げた。
「帰って来るの早っ。」
「あんまり目ぇ離してっと
蓮にオイタされちまうからなー。」
「ごめんな、波音ちゃん。」
「あたしは別に大丈夫ですよ。
指名のお客さんも帰ってるんで。
それよりAが可愛すぎて
疲れが吹っ飛びましたー!!」
「ホントに。」
「それなー。」
波音の言葉に頷くと蘭は
Aの頭を撫でて声を掛けた。
「Aチャン、起きて帰んぞー??」
「…んー、蘭くん…??」
Aは顔を上げるとその首に
腕を回して抱き着いた。
首筋に顔を埋めると安心したように笑った。
「…蘭くんの匂いだ…」
「急いでシャワー浴びて来たからなー。」
「A、帰れる??」
「…竜胆くんも、良かった…また来てくれて。
置いてかれちゃったらどうしようかと思った…」
頬を撫でる竜胆の手に擦り寄った。
「置いてくわけねぇじゃん。
バカだなぁ、A。」
竜胆はにかっと笑った。
「んじゃ行くぞー、竜胆。」
「A連れてくわ。
付き合ってくれて、ありがと。
金は後で払うから好きなだけ飲んでな??」
Aを抱き上げた蘭に続いて
竜胆は3人にそう言うとVIPルームを出て行った。
「…ホント、あの2人は何してもサマになるねー。」
「容姿がいい人の特権だよね。
普通の人がやるとただの調子込みか
金持ちの嫌味にしか見えないし。」
「自分の良さを分かった上で
最大限に活かしてますね。
女性に人気があるのがとても納得です。」
しみじみそう呟き
仕切り直しと朝まで飲むことにした。
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むちょ - とってもとってもとっても素敵なお話でした！！一気に読んでしまいました('ω')3人で幸せでとっても良きでした！ (12月14日 17時) (
レス) @page2 id: a1b97b3e35 (このIDを非表示/違反報告)
YUMi(プロフ) - あさん» コメントありがとうございます!!そう言って頂けると嬉しいです(◍•ᴗ•◍)わたしも書きながらニヤニヤしてます笑 (2023年2月20日 5時) (レス) id: 85b1561d95 (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです‼️ニヤニヤしながら読んじゃいました！ (2023年2月19日 1時) (レス) @page19 id: ac76470a3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YUMi | 作成日時：2023年1月19日 17時
