2人が出張で帰れない日の話�� ページ12
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「ホントありがとう!!今日はわたし飲む!!」
Aは立ち上がると
シャンパンボトルを手に取る。
直接口を付けてボトルを傾けた。
「Aのイッキとか久々見た!!
誕生日以来じゃない??」
波音は楽しそうに笑った。
「ちょっと大丈夫っ!?Aちゃん!!」
「蓮さん、こうなると珍しいものが見れますよ。」
シャンパンをカラにしたAは
静かに座るとタバコに火を点けた。
「波音ちゃんもう1本。」
「はいはーい。」
波音はポンッと栓を抜くと
Aにボトルを持たせた。
片手にタバコを吹かし
片手にシャンパンのボトルを持ち
何処となく据わった目付きのA。
「可愛いんだけど…ガラ悪っ!!」
「さすがにAでも酔って来たね。」
「Aさんは滅多にないですけど
酔うと好きなモノについて非常に
熱く語ってくれるんですよ。」
シャンパンをあっという間にカラにしたAは
スンとした表情で口を開いた。
「…2人はすごくカッコいいの。
そんなのわたしが1番わかってる…
さっきのことだって状況は分かってるよ。
きっと相手方が元々用意してたキャバクラの席に
2人を連れてったら、カッコよすぎて
嬢がメロメロになっちゃったんだって…」
Aは目を伏せたままそう話す。
「…わたし彼氏なんて作ったことほとんどないし
そっちの経験ならたくさんあるけど…
デートとか日常で可愛いところなんて全然ないし
やっぱりこんな女じゃダメなんじゃないかって
今でも毎日思ってるの。
2人はそれでもこんなわたしを選んでくれたから
少し自信持てるようになってきたのに…」
少し聞くとメンヘラかと思うような内容でも
Aが言ってるとなれば破壊力はケタ違い。
波音もマスターも微笑んで聞いている。
蓮も所々悶えながらAを見つめた。
「ホントはね、2人で出張って
聞いたときだって寂しかったの…
でも仕事だし、わがまま言えないから…」
そこまで言うとAは蓮にぎゅっと抱き着いた。
「Aちゃん…??」
「…やっぱりわたし向いてない…??
散々好き勝手生きて来たのに
今さら幸せになろうとしてるから…」
「それは違うよ!!
2人がそんなにAちゃんのこと
不安にさせるなら僕と一緒にいればいいんだよ。
僕は昔からAちゃんだけ見てるし
絶対によそ見なんてしたりしないから。」
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むちょ - とってもとってもとっても素敵なお話でした！！一気に読んでしまいました('ω')3人で幸せでとっても良きでした！ (12月14日 17時) (
レス) @page2 id: a1b97b3e35 (このIDを非表示/違反報告)
YUMi(プロフ) - あさん» コメントありがとうございます!!そう言って頂けると嬉しいです(◍•ᴗ•◍)わたしも書きながらニヤニヤしてます笑 (2023年2月20日 5時) (レス) id: 85b1561d95 (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです‼️ニヤニヤしながら読んじゃいました！ (2023年2月19日 1時) (レス) @page19 id: ac76470a3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YUMi | 作成日時：2023年1月19日 17時
