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「ホントに来てくれたんだねー。
竜胆くん、いらっしゃいませ!!」
「スゲェじゃん、コレ。」
入口に置かれた手書きボードを指差した竜胆はにかっと笑った。
「ここ初めてで指名とか出来んの??」
「最初は場内指名だけど竜胆くんは
友だちだし特別に指名ありでいいよね??」
「大丈夫ですよ。
何だったらVIPルーム空いてるから
そちら使ってもらっても構いませんけど。」
「じゃあVIP行っちゃおっか!!
あとで波音ちゃんが手空いた時に
来てもらえるように言って??」
「承知しました。」
「竜胆くん、行こ??」
竜胆は差し出されたAの白く小さな手を握った。
「お客さま、VIPルームにご案内しまーす。」
店内からいらっしゃいませと声が聞こえて2階に上がると奥のVIPルームに入った。
「竜胆くん、何飲む??」
「1番高ぇ酒、ボトルで。」
「いやいやいや。
ウィスキーとかにしとこ、とりあえずは。」
「俺がVIPルームに案内されて
Aに恥かかせるワケねぇじゃん。」
「もちろん、それは有り難く頂くけどわたしが
サービスするって呼んだんだから。
ご馳走させてよ、ね??」
竜胆はわかったとソコソコのランクのウィスキーをロックで頼んだ。
タバコに火を点けてAをまじまじと見た竜胆は言った。
「まさかAがキャバ嬢だったとはなぁ…
見た目清楚系だからOLかと思ってたけど。」
「意外だった??性格破綻者がキャバ嬢とか。
月2回くらいしか来てない非常勤だから。」
「へー。何で??」
「ここのNo.1が古い付き合いの友だちだから、
頼まれてヘルプくるようになったのが始まり。」
「非常勤だからあぁやって宣伝してるのな。」
「そういうことー。」
「すげぇな。今日はAが出勤で
こんだけお客さん来てるってことだろ。」
竜胆は1階の満席だったテーブルを思い出した。
Aに手を引かれる自分に向けられる数多くの羨望の眼差しも。
「すごいでしょー。」
「Aって本名じゃなかったの??」
「本名だよ??スマホも1台しか持ってないから
お客さんと連絡先とか交換してないし。」
そんな話をしているとVIPルームがノックされて、波音が入ってきた。
「失礼します。」
「竜胆くん、さっき言ってた
No.1の親友の波音ちゃんだよ。」
「はじめまして、波音です。
今日はご来店ありがとうございます。」
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YUMi(プロフ) - ゆんこさん» ゆんこさん、新作見てもらえて嬉しいです!!期待に添えるように頑張ります(◔‿◔)性格悪めは書いてて楽しいです笑 (2022年11月13日 16時) (
レス) @page4 id: 85b1561d95 (このIDを非表示/違反報告)
ゆんこ - 新作待ってました！性格悪い夢主ちゃんいいですね！！これから楽しみにしてます！無理をなさらず頑張ってください！！ (2022年11月12日 22時) (レス) @page2 id: 8a5959758c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YUMi | 作成日時：2022年11月12日 18時
