44 ページ45
·
「知らないヤツには興味もなくて冷たいくせに
少し知った仲になると情が湧いてさ。
そんで俺らみたいなヤツらのことも本気に
なって心配すんの。優しいんだわ。」
蘭は優しく目を細めた。
「俺は竜胆がいなくなったら
どうなんのか自分でもわかんねぇ。
Aチャンもきっとそうなんじゃねぇかな。
だから波音チャンはこれからも変わらず
Aチャンと仲良くしてやってな??」
「もちろんです!!
昔からAはあたしの憧れだから…
1人で何でも出来て、強くて、綺麗で…
困った時はいつも力になってくれて…
それなのにあたしのこと隣に立たせてくれて。
何よりあたし、Aが大好きなんです。
うじうじしてたら、嫌がられちゃいますね。」
波音はそう言うといつものように綺麗に笑った。
「Aチャンには波音チャンなんだな。
やっぱ、しっくりくるわ。」
蘭も笑い返すと波音の目元をそっと拭った。
「竜胆くんには…」
「少し調べてみてから話すか決めるわ。
もし思ってるよりも早く事が済むようなら
Aチャンも竜胆のこと気に入っている
みたいだし自分で話すんじゃねぇかな。」
「あたしにカギ渡したってことは、しばらく
マンションにも帰らないつもりですよね??」
「だろうなー。家が特定されないように
ホテル住まいになるだろうし。」
そんな話をしながら蘭にご馳走になり
すっかりいつもの調子を取り戻し、笑みを浮かべた2人を見て立ち上がった。
「そんじゃ、俺はそろそろ行ってみるなー??
波音チャンの方にAチャンから
連絡あるようだったら俺にも知らせてくれ。」
「わかりました。
蘭さん、今日はホントにありがとうございます。
…Aのことどうかよろしくお願いします。」
波音は立ち上がると深くお辞儀をして蘭を見送った。
「おー。あんま思い詰めんなよ??」
最後に波音の頭を撫でた蘭はバーを出た。
「…つくづく、イイ女ってのは
危険な香りしかしねぇモンだな。」
小さく笑い声を溢しながらぼんやりとした月を見上げた。
·
こんにちは。YUMiです。
作品読んで頂いてありがとうございます!!
やっと使い方に慣れてきて更新スピードアップと
思っていた矢先…
わたし、メールで下書きしているのですが
酔っ払って消しちゃったんですʕ´•ᴥ•`ʔ
頑張って復元中です笑
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 110人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
YUMi(プロフ) - ゆんこさん» ゆんこさん、新作見てもらえて嬉しいです!!期待に添えるように頑張ります(◔‿◔)性格悪めは書いてて楽しいです笑 (2022年11月13日 16時) (
レス) @page4 id: 85b1561d95 (このIDを非表示/違反報告)
ゆんこ - 新作待ってました！性格悪い夢主ちゃんいいですね！！これから楽しみにしてます！無理をなさらず頑張ってください！！ (2022年11月12日 22時) (レス) @page2 id: 8a5959758c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：YUMi | 作成日時：2022年11月12日 18時
