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マスターは蘭の飲んでいたウィスキーとナッツをAの右隣の席に移動してくれた。
蘭はカウンターのイスに座るとスラッと長い脚を優雅に組んだ。
「そんで、Aチャンと竜胆の関係はー??」
「お友だちです。知り合ってからはまだ1ヶ月
くらいですけど仲良くしてもらってますよ。」
「…ふーん。ヤッた??」
「ヤりました。」
蘭は至って普通のトーンで聞いた下世話な話に、更に普通のトーンで即答されて目を瞬かせた。
「…どうかしました??」
「…いや、もっと照れたりすんのかと思ったわ。」
「竜胆くんから蘭さんの
お話聞いたことあるんですよねー。
わたしとよく似たタイプだって。」
「似てる…??」
「みたいですよー。」
蘭は今1度Aを頭の天辺から爪先まで眺めて頭に疑問符を浮かべた。
「ふふっ。クズ属性だって。」
笑ってそう言ったAに蘭は胸ポケットからタバコを取り出して咥えた。
「なーんだ、バレてんのね。竜胆のヤツ酷ぇな。
兄チャンのことそんな風に言うなんてよー。」
「別に良いんじゃないですか??
善人だって、クズだって自分が楽しければ。
蘭さんだってそう思ってるクチでしょ??」
何てことなさそうにそう言ったAに蘭は口端を上げてニヤッと笑った。
「それは同感だなぁ。益々興味湧いたわ。
Aチャン、俺とも1発ヤッてみねぇ??
竜胆よりイイかもしんねぇよ??」
「やめときまーす。」
「何で??」
「…ナイショ。」
そう言って笑うAの腰に腕を回した蘭は顔をグッと寄せて微笑んだ。
「…絶対ぇ、いつか食ってやるからなー。」
「あはっ。なら、食べられないように
頑張って逃げなくちゃ。」
ケタケタと子どものように笑うAに蘭もふっと力を抜いたように笑った。
「竜胆もうすぐ来るんじゃねぇ??」
「2人で飲みに来たんですねー。仲良しさんだ。」
「まぁなー。」
Aはスマホの通知音にLINEを開くと
『何だよそれ、どこで飲んでる??』
そんな内容で小さく笑ったAは
『まさかの竜胆くんのお兄さんだった笑』
そう送るとすぐ既読になり、ドアのベルが鳴った。
「兄ちゃん!!」
「おー、来たな。竜胆。」
ツカツカと蘭の側に歩み寄った竜胆は、蘭の横からひょっこり顔を出すAを見てため息をついた。
「竜胆くん、お疲れさま。
お兄さんとご一緒してたんだよー。」
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YUMi(プロフ) - ゆんこさん» ゆんこさん、新作見てもらえて嬉しいです!!期待に添えるように頑張ります(◔‿◔)性格悪めは書いてて楽しいです笑 (2022年11月13日 16時) (
レス) @page4 id: 85b1561d95 (このIDを非表示/違反報告)
ゆんこ - 新作待ってました！性格悪い夢主ちゃんいいですね！！これから楽しみにしてます！無理をなさらず頑張ってください！！ (2022年11月12日 22時) (レス) @page2 id: 8a5959758c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YUMi | 作成日時：2022年11月12日 18時
