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私が落ち着くと、江口さんは送ると言ってくれた。
あ、そういえば...
家を出る時に持ってきた紙袋を差し出した。
『はい、これ』
江口「ん？」
『ちょっと早いけど誕生日プレゼント』
江口「ありがとう...え、何で俺がこれ欲しがってたって知ってんの」
『実はちゃんとリサーチしてたの』
江口「まじかよ〜。さすがサプライズ上手。めちゃくちゃ嬉しい...」
『私もいつももらってるからね。この前の誕生日も』
江口「そのわりには付けてるところ見た事ないけど。Aの好きな感じだと思ったんだけどな」
『だって...付けるの勿体なくて』
江口さんがくれた、シルバーのブレスレット。もし失くしたり傷つけたら嫌だなと思って中々外出する時につけれなくて...
『今度のイベントでつけようかな。衣装に合いそうだから』
江口「うん」
マンションに着くと、江口さんの表情がまた曇った。
江口「...休めとは言わないけど、無理をする必要はないからな」
『うん』
江口「Aの周りには味方がいっぱいいるから」
『うん...』
江口「俺もすぐに飛んでくるから」
『江口さん。もう...心配性だなぁ』
江口「心配するよ」
だって......
次に続く言葉を待った。
そんな私の手を、江口さんは引いた。呆気なく私は江口さんの胸に倒れ込むように収まった。
江口「Aが大事だから。一番大切な子だから...」
震える声が耳に届く。
江口「Aは本気にしてないだろうけど...」
背中に回った腕が一層強まった。
江口「俺、本気なの」
う、わ...
体が離れると、江口さんはちょっと気まずそうに笑って、私の頭を撫でた。
江口「じゃあ...」
『あ、待って...』
思わず引き留めちゃった...
『えっと』
江口「...」
江口さんからの連絡が来た時、
無性に安心した。
もし、今日...
『江口さんが来てくれなかったら、私明日から笑えてなかったかもしれない...』
これだけは伝えなきゃ。
『ありがとう』
江口「...うん。じゃあ、またな」
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gtuysut5843…(プロフ) - 好き！！！！控えめに言って神！！！！泣けるし、笑えるし、いい話だし！！！声優さんたちとの関係性もすこです…続編楽しみにしています！！！ (2022年7月26日 2時) (
レス) @page50 id: 5bb1efd8a4 (このIDを非表示/違反報告)
ひまなみ(プロフ) - 作品読みました！もう！あーーー！！ってなるほどもどかしく、でも面白くて最高です！！更新頑張って下さい！！ (2022年6月16日 7時) (レス) @page50 id: e0f8058dad (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - 作品読ませていただきました。日常的な会話や、感動シーンまで全てにおいて素晴らしい作品だと思います！この小説はとても面白くて好きなので、更新楽しみにしてます。 (2022年4月30日 17時) (レス) @page49 id: a995b7f6e9 (このIDを非表示/違反報告)
松野(プロフ) - きららさん» ありがとうございます！もっと上手く話を書きたいのですが難しいですね〜。亀更新ですがよろしくお願いします〜 (2022年1月8日 0時) (レス) @page49 id: 39a3459d31 (このIDを非表示/違反報告)
松野(プロフ) - 夜野 望さん» ありがとうございます！更新遅いですがお付き合いください〜 (2022年1月8日 0時) (レス) @page49 id: 39a3459d31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祭 | 作成日時：2021年7月14日 0時
