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三輪「僕、丹野さんのそういう気さくで優しい所が...好きです」
『......は？』
予想外の言葉に、わりと強めな「は？」が出てしまった。
この人は、今、何を言ってるの...？
三輪「ずっと前から丹野さんの事が好きでした」
『ちょ、待って...』
三輪「言うなら二人きりになれた今しかないと思って。丹野さんは人前では恥ずかしがるだろうから」
『待って！』
遮ると三輪さんはきょとんとして私を見る。
『今？二人になったのは、保科ちゃんが倒れて、私じゃ運ぶのが大変だろうって貴方が言ったからで、こんな事の為じゃないですよね？』
三輪「でも、結果的には二人きりで...」
少なくとも私の頭の中は保科ちゃんの事と、姉ちゃんの事しかなかった。
『何ですか...違う時間を伝えたって...』
三輪「出来心だったんです。僕の言葉を信じてくれるのかなって。結果的にそうだったので嬉しくて...」
なにそれ。
感じたのは、これ以上にない不愉快さだった。
『すみません、降りてください』
三輪「え、でも」
『貴方には応えられません』
もう苛つきを隠せなかった。
『降りてください...！』
すると、彼は豹変した。
三輪「い、嫌だｯ！！！！」
『ひっ...！？』
強引に引っ張られたと思ったら、そのまましがみつかれた。
三輪「僕には丹野さんだけなんだ！！」
『は、離してくださいっ！！！...離して！！』
そのまま席を乗り越えて腕を押さえつけられる。抵抗しようにもびくともしない。
『いや...っ！！！』
人気のない駐車場、車内という密室、状況は最悪だった。
助け──...！！
「てめぇ何やってんだ！！！」
次の瞬間には、車から引き摺り下ろされる三輪さんと、
見た事もない顔をした......
その後は...
なんとか無事に姉ちゃんのところに行って、生まれたばかりの姪っ子と会う事が出来た。無事というか、面会時間ギリギリだったけど。
『はぁぁぁ〜...ちっちゃーい...可愛いぃぃぃ』
姉「顔が溶けてるじゃないw」
『そりゃ溶けるよぉ〜』
マネ「...Aさん、ちょっと」
『...はーい』
廊下に出た。今日の出来事についてだという事は丸わかりだった。
マネ「本当にごめん」
『大丈夫だって。特に大事には至らなかったし』
マネ「僕が付いてなかったばかりに」
『それでも、私はノブくんは姉ちゃんのところに居てほしかった。ノブくんが謝るなんて、私微塵も望んでない』
マネ「ほんとに......中村さんと増田さんがいてくれて、本当に良かった」
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gtuysut5843…(プロフ) - 好き！！！！控えめに言って神！！！！泣けるし、笑えるし、いい話だし！！！声優さんたちとの関係性もすこです…続編楽しみにしています！！！ (2022年7月26日 2時) (
レス) @page50 id: 5bb1efd8a4 (このIDを非表示/違反報告)
ひまなみ(プロフ) - 作品読みました！もう！あーーー！！ってなるほどもどかしく、でも面白くて最高です！！更新頑張って下さい！！ (2022年6月16日 7時) (レス) @page50 id: e0f8058dad (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - 作品読ませていただきました。日常的な会話や、感動シーンまで全てにおいて素晴らしい作品だと思います！この小説はとても面白くて好きなので、更新楽しみにしてます。 (2022年4月30日 17時) (レス) @page49 id: a995b7f6e9 (このIDを非表示/違反報告)
松野(プロフ) - きららさん» ありがとうございます！もっと上手く話を書きたいのですが難しいですね〜。亀更新ですがよろしくお願いします〜 (2022年1月8日 0時) (レス) @page49 id: 39a3459d31 (このIDを非表示/違反報告)
松野(プロフ) - 夜野 望さん» ありがとうございます！更新遅いですがお付き合いください〜 (2022年1月8日 0時) (レス) @page49 id: 39a3459d31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祭 | 作成日時：2021年7月14日 0時
