おれとおまえ【あんスタ】【月永レオ】 (ページ9)

今日:8 hit、昨日:5 hit、合計:6,248 hit

気持ちページ9

瀬名side

授業を受けた教室から佐伯の所まで向かうらしい。
レオくんはいろんな人に佐伯がどこにいるか聞き回っている

『ほんと、こーゆう時は凄い行動力だよねぇ』

思い立ったら即行動、真っ直ぐバカって感じ

「ん？セナ！何か言ったか？あっ！

そこのお前！そう、お前！
人探してるんだけどさー、ふわふわな奴しらない？ふわふわなんだけど、こう、鋭い感じの！」

『(そんなんじゃ伝わるわけないでしょ)』

いつもならそう言って、佐伯のなまえを出して協力してあげる所なんだけど、

俺は、

「セナー！！！場所分かったぞ！
あそこ！あそこの教室だって、ほら行くぞ！！」

『…うん。てか、あの説明でよく伝わったよねぇ』

「おれにかかればちょちょいのちょいだからな！」

『はいはい』

なんでレオくんはこんなに佐伯のことが気になるんだろう、まぁ、俺が考えてもしょうがないんだろうけどさ

きっと、インスピレーションが刺激されたとか何とか言ってくるに違いない

ただ、俺には全くもって分からないし
あんなに感じ悪いやつと仲良くなんてしたくない

それに一番は、授業にもちゃんと出れない問題児だってこと。
こんなに一生懸命優等生でいるのに、先生からの評価が下がったらなんて考えたらたまったもんじゃない

俺の今までの努力が全部無駄になるって訳
バカバカしすぎるでしょ

だって、俺は世界で一番輝かなくちゃいけないから

だから、そんなリスクを背負うくらいなら仲良くなんてしなくていい

「お！ここの教室だぞ！楽しみだな！」

『………そうだねぇ』

「俺になんか用？てか、まず誰だよ」

「わはは！やっと喋ってくれた！

そうだよな！仲良くなるにはまず挨拶からって言うもんな、うんうん。

俺は音楽の神に愛された天才作曲家、月永レオだ！さっきの授業で一緒だったんだよ。

で、こいつがセナ！

よろしくな！」

『…俺の説明雑すぎない？まあいいけどさぁ』

俺はこいつとよろしくするつもりなんて1ミリもないよ、レオくん