評価 ページ5
Noside
音楽室に響く綺麗な歌声
この歌声は一朝一夕で手に入れられるものではないだろう
容姿もよく、歌も上手い
これでダンスも上手ければアイドルの才能を持って生まれてきた天才なのかもしれない
「はい、歌ったしもう出てっていい?俺も暇じゃないんすよ」
まぁ、態度は悪いが
「あ、あぁ。
せっかく歌いに来るならお前もこいつらみたいにはじめから授業に参加すればいいじゃないか
そうしたらもうちょい評価も上げてやるのに」
そうして先生はまわりを見回した
「はぁ、だからどいつを見習って授業に出ればいいですか??
そこのゲームしてる奴??
それとも向こうで菓子食いながら寝転んでる奴?
授業に出てれば何でもいいのかよ」
態度も口も悪いが、ごもっともである
そこで佐伯の標的は先生から生徒達に変わる
「お前らもさ、何がアイドルだよ
ここの学校はうるせえガキの溜まり場か?
あぁそうだった、ライブ対決みたいなので勝ち確グループに票を入れれば評価が上がるんだったな?
歌も踊りも下手くそなくせにイキってんじゃねえよ」
そう、この男、性格も悪いのである
遅れてきた自分を棚に上げていいご身分だ
さっきまでゲームやらなんやらをしてた生徒達もご立腹である
ゴミなのか教科書なのかも分からないが一生懸命投げている
「何がアイドルの卵だ、お前らみたいなのが評価されんのはここにいる間だけだぞ、
素敵なアイドルの卵様がニートと同じ様な生活してるって気付いた方がいいんじゃねえの?
まあ、授業に出てない俺が言えることじゃないんだろうけど」
自覚があってなによりである
「ほんと、入る高校間違えたよなぁ」
そうして教室を出ていってしまった
歌と悪口を披露しただけである
教室に残された者達は、
激怒してる者
我関せずの者
下を向いてうつむいてる者
急な出来事に頭が追いつかずポカンとしてる者
多種多様である
先生はというと
急な嫌味に頭が追いつかず、見事なアホヅラを晒している、しっかりしてくれ
「わは!
なんだあいつ!変な奴だな!面白い!!」
「いや、面白いことなんて一つもなかったけどぉ?
なんなのあいつ、感じ悪いの域を通り越してるでしょ。何様なのって感じなんだけど」
「そうかぁ?まあ、言葉はちょっとチクチクしたけどな!!
おぉ!!インスピレーションが…!」
まぁ、第一印象は悪くないみたいである

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ひよ(プロフ) - 田中さん» レオくん最推しなので可愛く書けてたなら嬉しいです!😳 (1月17日 17時) (レス) id: 11e712b22a (このIDを非表示/違反報告)
田中 - レオくん可愛くて好き♡口の悪い夢主くんも好き♡ (1月17日 16時) (レス) id: ce6e9787be (このIDを非表示/違反報告)
プリン - 😍😍😍 (1月16日 22時) (レス) id: 7ba4763995 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひよ | 作成日時:2025年1月16日 21時