十四つ目、悩み ページ16
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それから月日が経ち、Aは剣術の藍染は鬼道のトップのまま二年が過ぎていった。
「Aはどこの隊を希望するんだい?」
藍染とAが持つ紙には「配属希望」と書かれている。一から十三の隊に鬼道衆など希望は聞かれるが必ず叶うとは限らない。
藍染は平子隊長が所属する五番隊に希望するようで綺麗な字で書かれているが、Aの紙は白紙のままだ。
「うーん、二番隊なら自分を更に極められるだろうけど
十一番隊も捨て難い」
「うーん」と悩むAに藍染は苦笑し、隣の
「亜宇羅は決めたかい?」
「
「ふふん」と得意気に胸を張る彼女は二年生になってから言葉遣いが変わった。まるで貴族の真似事のような言葉遣いにAは特に気に留めることなくいつも通りに接した。
みんなは続々と提出する中、Aだけは提出出来ずに教師に声を掛けられた。
「A、お前なら二番隊で活躍出来るよ」
「・・・わたしは命の恩人に再び会う為に
もし・・・叶うなら、わたしはその人の下で刀を振るいたい
・・・・・・でも、その人の名前もどこに所属しているのかも分かりません」
肩を落とし、身体を丸めるとガシッと肩に手を置かれた。驚いた拍子に顔を上げると強く決心をした顔をしている教師と目が合う。
「なら明日は
Aの目は見開く、まさか今も生きているかも分からない人物を探す為に瀞霊廷を見ることが出来るとは思わなかった。
「前々から考えていたんだが昨日やっと総隊長殿から許可が下りたんだ」
してやったり顔の教師にお礼を言い、寮に戻る。斬魄刀を強く握り、嬉しい気持ちを
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yui - いいお話ですね!頑張ってください! (2019年11月28日 0時) (レス) id: a956401359 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水無月 | 作成日時:2018年11月4日 3時