伊黒の姉上サマ 【鬼滅の刃】

◆50◇ ページ50

・



ｶﾞｷﾝｯと刃(日輪刀)を、頸の横に置く





『･･････』




ﾁﾘﾝ





猗窩座「!!!!」

？？？「すごーい！ 零ちゃん！！」

猗窩座「･･･刻ノ呼吸、と言ったな」

『･･･えぇ』

猗窩座「人には見せたのか？」

『見せたら、怪しまれるだろ。 考えろ馬鹿野郎』

猗窩座「馬鹿野郎、とはなんだ･･･！」

『･･･馬鹿野郎じゃん』

？？？「ははっ！ 零ちゃん可愛い！！」

『･･･』

猗窩座「お前はいちいち癇に障る奴だな。 童磨」

童磨「えぇー？ ひどーい」

『･･･あぁ。 そういえば』

猗窩座/童磨「？」

『何時か、その頸を跳ねに来る時が訪れるよ。
せいぜい頑張って"楽しませて"ね』

童磨「！」

猗窩座「･･･ふん。 いいだろう」

『けど、別れるだろうなぁ』

童磨「どゆこと？？」

『二手に別れるのよ。 上弦の弍、君は･･･』

童磨「うん？」

『胡蝶カナエを殺したんだからなっ！ アイツに殺されるであろう･･･！』

童磨「なになに？ 予言ってヤツ？？」

『いやいや〜。 もちろん、予言だよ』

童磨「へぇ〜！ じゃあ、助けてよ！！」

『バレちゃうからね』

童磨「じゃあ、"鬼の姿"になれば良いじゃん！
死なないように守ってあげるよ!!!!」

『･･･好きじゃないんだけどね、鬼の姿』

猗窩座「･･･」

『そういえば･･････』

童磨「？」

『多分ね、多分だからね！ 今度の任務は"遊廓"だと思うの』

童磨「え」

『花魁、だっけ。 多分だから!!!!』

童磨「えぇー！ 危ないから着いてくよ〜！」

『バレるから辞めてくれない？』

童磨「はぁ〜い！」

『正直だな･･･。 まぁ、いいけど』

童磨「それよりさ〜挨拶とかしに行かないの？？」

『えー･･･めんどくさ─────』





ﾍﾞﾝ






童磨「あー･･･」




ーーーーーー



無惨「何が、面倒臭いんだ？ 言ってみろ」

『別に、面倒くさくありません〜』

無惨「･･･まぁ、良い。 次はどう行動するつもりだ」

『･･･別に』

無惨「頸を斬るのか」

『別に、好きで"鬼"になったのではないんで』

無惨「･･･お前は、イラつかせるのが上手いな」

『･･･まぁまぁ。 落ち着いてくださいませ〜
最終決戦の時にぶつけてくださいよ、その思い』

無惨「･･････お前の提案に賛成することになるとはな」

『･･･』

無惨「最終決戦で、殺り合おうか」





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