伊黒の姉上サマ 【鬼滅の刃】

◆39◇ ※無限列車編 ページ39

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炭治郎「･･･翡翠、さん･･････！」

善逸「･･･！」

伊之助「･･････」




『嫌です、杏寿郎はん･･･！
こんな、こんなモノ･･･ずっと昔から見たくなかった･･･！！』




炭治郎「･･････翡翠、さん･････････」

善逸「･･･炭治郎、しょうがないよ･･････。 翡翠さんは、俺たちよりもずっと昔から煉獄さんと関わりがあるんだ。

俺たちより、悲しみの量は凄いんだよ」





翡翠さんからは、凄い悲しみの音がする。




炭治郎「･･････っ」





翡翠さんからは、後悔と悲しみの匂いがする。






『あたしが･･･お館様に言って･･････引き止めて貰えれば･･･････こんな事に、ならなかったのかなぁ･･････？』





嫌な予感は、元々してたんだ。




じゃあ、なんで分からなかった？








『･･････っ!!!!』








いや、嫌嫌!!!!









『･･････杏寿郎、はん･･････』









煉獄の訃報は直ちに産屋敷と柱たちへ伝えられた。









しのぶ「そうですか･･･煉獄さんが･･･」









蜜璃「･･･っ！」









天元「上弦の鬼には煉獄でさえ負けるのか」









小芭内「俺は信じない」









行冥「南無阿弥陀仏･･･」









実弥「醜い鬼共は俺が殲滅する」









義勇「そうか」









耀哉「二百人の乗客は一人として死ななかったのか。 杏寿郎は頑張ったんだね、凄い子だ

寂しくはないよ。 私はもう長くは生きられない
近いうちに、杏寿郎や皆のいる･･･黄泉の国へ行くだろうから。


それに、翡翠が心配だ･･･。 長く杏寿郎と共に修行をしていたんだ･････････」





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─蝶屋敷─



炭治郎でも落ち込んだり



だめかもしれないって思っちゃうことあるんだな



そりゃそうだよな



煉獄さんにみたいな鍛え抜かれた"音"がする人でさえ


死んじゃったんだからな


悲しいし取り乱すよな


伊之助だって、ギャン泣きだった


いっぱい悔しかったんだろうな。


翡翠さんは、悲しい"音"がずっと


消えなかったんだ。


それに、気付かなかったけど･･･


後悔の"音"もあったよな。



人間だからそんなパッパと頭切り替えらんないよね


どんな強そうな人だって



苦しいことや悲しいことがあるんだよな



だけど、ずーーっと蹲ってたって仕方ないから

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