◆22◇ ページ22
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小芭内「───見てきたのか?」
『見てきた? もちろん』
小芭内「!?」
『何? 文句あったり?』
小芭内「・・・・・・・・・」
『?』
小芭内「怪我は、無いのか?
そもそも何故アイツの所へ行った? 鬼だぞ?
あの時は、実弥の血を耐えたから・・・お館様に認めて貰っていただけだ」
『──────お館様の事、嫌いなの?』
小芭内「・・・そんなわけない。 ただ────」
『気に食わないんだ』
小芭内「!」
『「実弥の血を耐えた所で、本当に耐えられるのかは分からない」、と?』
小芭内「・・・まぁ」
『ふぅん? でもね、実弥って稀血じゃない』
小芭内「そうだが・・・」
『あの血ってね、鬼が泥酔して歩けない状態に出来る・・・・・・稀血の中の稀血』
小芭内「!!」
『その、泥酔状態を耐えた"禰豆子"ちゃんは・・・凄いと思うけどなぁ』
小芭内「・・・姉上」
『?』
小芭内「姉上は、アイツを庇うんですか。」
『庇う? 庇って何になるのかしら、言ってみて?』
小芭内「! それ、は・・・・・・」
『ね、自分に得はないでしょうに。 得しないのは好きじゃないわ』
小芭内「姉上・・・」
『庇っても意味無いんじゃない?
そこまで"想ってる"なら話は別だけど!』
小芭内「"想ってる"・・・?」
『そう。 竈門炭治郎が、妹を人間に戻そうと"想ってる"からこそ・・・出来るのよ?
炭を売るだけの少年が、鬼と化した妹を人間に戻す・・・・・どれくらいの"想い"があるのかしら?』
小芭内「・・・っ」
『例えば、あたしが鬼になっ──────』
小芭内「なりませんッッ!」
『・・・そう。 なら、話は分かった??』
小芭内「・・・はい、姉上」
『遅いから、自屋敷に戻りなさいな』
小芭内「・・・・・・気をつけて下さいよ。 おやすみなさい、姉上」
バタンッ
『・・・』
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麗(プロフ) - 3ページの最後の方 蜜璃○○! と言っていますが、夢主の名前は必要ないのではないでしょうか? それと、はんとは誰の事でしょうか? (2020年10月12日 8時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
*アメダマ(プロフ) - 羽月さん» 設定しましたので、ご確認下さい。 (2019年12月8日 23時) (レス) id: d04d0010f6 (このIDを非表示/違反報告)
羽月(プロフ) - (誰かの名前)はんっていう「はん」がなんか鬱陶しい、物語はおもしろいのに「はん」でなんか残念 (2019年12月8日 20時) (レス) id: dabfddd033 (このIDを非表示/違反報告)
小生 - 凄く面白い、次の更新待ってます (2019年12月5日 0時) (レス) id: f918e09ef4 (このIDを非表示/違反報告)
レイカ(プロフ) - ありがとうございます。更新頑張ってください。 (2019年11月27日 5時) (レス) id: fe4bb55bc9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*アメダマ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/11e53d16ff1/
作成日時:2019年11月20日 16時