Story59-誰にも言わなかった秘密- ページ24
あー…オーディション終わった…。
全部吹かせるとか…なにがしたかったんだろ。
そういえば…教室出る時に…
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
瀬奈「今もピアノを続けてたら…もしかするとみかんは絶対音感だと考えられる。」
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
瀬奈先輩に気づかれてたのか…
いや、音楽は嫌いだったよ？大嫌いだった。
けど親にうるさく言われ…
3歳の頃から無理矢理ピアノに通わされた。
その時は音楽好きだったけど…
…まぁ絶対音感持ってもなにもならないし
って思いながら毎日ピアノの練習してたな。
嫌いになったのは小3の頃。
親がなにもかもピアノピアノうるさくて
遊びにも行けなかった。
その頃から嫌いっていう演技をしてた。
でもピアノはやめなかった。
てかまた好きになったの姫華がいたから。
そしてはじめてバレたのがまさかの瀬奈先輩。
スパイみたいな人だもんな…。
あぁーすごい気まずい…どうしよ…
姫華「…みかん？」
A「ああああああああ！？？！……って姫華か。オーディションは？」
姫華「終わった。あと、話があるんだけど…いい？」
A「あ、うん。」
あ、死んだなこれ。
A「で、話…って？」
姫華「お願いがあるんだけど…」
A「…？」
姫華「この音を当ててほしい」
A「えっ…？」
姫華「すごい高音でさ…音がわからないの。上手くなったみかんなら分かるかな…って」
A「いいよ…できる範囲ね。」
姫華「じゃあいくよ…？」
A「えっと…ラ？」
姫華「へぇ…あとこの音は？」
A「…レのフラット？」
姫華「最後ね、この音は？」
A「耳痛くなる……シのフラット？……あっ。」
姫華「やっぱり…みかんって絶対音感なんだね。」
A「うん。瀬奈先輩の話聞いちゃってさ。」
姫華「なんで隠してたの？」
A「持っても得しないし…」
姫華「瀬奈は完全に気づいてる」
A「だろうな。」
姫華「もう隠し事はない？」
A「うーん…隠し事…今のところは…」
姫華「うん。そう。それじゃ、うち練習行ってくるから。じゃあね。」
A「うん…。」
今の私の心は…
なんとなく…スッキリした。
Story60-オーディション結果-→←Story58-当日-
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ひげちゃむ | 作成日時：2017年11月21日 22時
