あきらかにバレてる ページ23
八木君は私から離れようとしない。
「八木氏」
「痛い！」
首藤君が八木君の左耳を引っ張った。
「水沢さん、こいつに変な事されなかった？」
『うん。大丈夫』
「何すんだよー！拓也がいないからチャンスだったのに！」
八木君は頬を膨らませて悔しそうにしている。
「水沢に話掛けようとしても、拓也がいつも横にいたからさー。彼氏みたいでちょっとムカついてたんだよ」
「彼氏みたいって、彼氏でしょ？」
首藤君が私を見る。
『えっ……』
私と拓也君が付き合っているのは、誰にも言ってないのに。
「……違うの？」
もしかして、首藤君は気付いてる……？
眼差しが怖い……。
「Aーー！！」
「ぐえっ」
あきら君が首藤君の背中に体当たりした。
「おい、KEYTALK！俺の許可無しでAに話掛けるな！」
「え、許可制なの！？」
あきら君が八木君と首藤君を追い払おうとしてくれている。
でも、八木君は私と席が近いからあまり意味ないけど……。
「席に戻れ！」
「……八木氏、後で話そう」
首藤は自分の席に戻った。
『あきら君、ありがとう』
「おう」
あきら君はVサインをして笑う。
「拓也がおらんからな。代わりにAの側におれるから俺的にはラッキーやけど」
八木君は私とあきら君が話している様子を羨ましそうに見ていた。
今日も学校を休んでしまった。
好きなの泣き顔見ただけ学校を休むなんて情けない。
彼女は今頃、何をしているのだろうか。
……またLINEがきた。
相手は義勝か。珍しいな。
『二日も休んでるけど大丈夫？あきらが水沢にベタベタしてるけど』
あきらの奴、Aの側におるのか。
本当なら、そのポジションは俺なのに。
そういえば、画像も送られてきてるな。
メールの画像みたいやけど。
「……何やこれ」
メールの一面をスクショした画像。
そのメールの送り主はAだった。
「…………」
何で、"あいつ"にメールを送った？
それよりも、メールの文章が……
これは、直接聞かないと。
今から会いに行くで、お人形さん。
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神吉ひなの(プロフ) - ほんとに更新お願いします。いいところで止まってしまっているので、、 (2017年8月28日 14時) (
レス) id: 8d3e88b876 (このIDを非表示/違反報告)
ふわり(プロフ) - きたの赤身さん» いえいえ！こちらこそすごく楽しませてもらってます！作者さんの文才に感心しっぱなしです！！笑これからも応援してます！！(*´∇｀*) (2017年3月5日 12時) (レス) id: bbf1916b32 (このIDを非表示/違反報告)
きたの赤身(プロフ) - ふわりさん» コメントありがとうございました！凄い励まされたので更新頑張ります！ (2017年3月5日 2時) (レス) id: 5637995c07 (このIDを非表示/違反報告)
ふわり(プロフ) - コメント失礼します！とっても面白いです！物語の世界に引き込まれました！！是非更新していただけると嬉しいです！ (2017年3月2日 20時) (レス) id: bbf1916b32 (このIDを非表示/違反報告)
きたの赤身(プロフ) - 月苺さん» ありがとうございます！KOUHEIさんをブラックキャラにしていいのかと思いながら書いていたので(笑)、気に入って頂けてるなんて嬉しいです！更新頑張ります！！ (2016年12月16日 15時) (レス) id: 5637995c07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きたの赤身 | 作成日時：2016年11月8日 3時
