鬼札【鬼滅の刃】 参

壱百漆 ページ18

あまね「日の光を克服した鬼が現れました。


鬼舞辻無惨はそれを狙ってくるでしょう。


大規模な総力戦が近づいています。


・・・上弦の肆・伍との闘いで、


甘露寺様と時透様の御二人に独特な紋様の痣が発現したという報告が上がっております。


御二人には痣の発現の条件を御教示願いたく存じます。」


柱「痣？」


あまね「＿＿＿戦国の時代、鬼舞辻無惨をあと一歩という所まで追い詰めた始まりの呼吸の剣士たち(・・・・)。


彼らは全員に鬼の紋様に似た痣が発現していたそうです。」


不死川「何故伏せられていたのです？」


あまね「痣が発現しない為、思い詰めてしまう方が随分いらっしゃいました。


それ故、痣の伝承には曖昧な部分が多く、重要視されませんでした。


我々の最古参であるA様は鬼であるが故に発現条件を知りません。


＿＿＿ただ一つ、はっきりと残された言葉があります。


“痣の者が一人現れると、共鳴するように周りの者たちにも痣が現れる。”


このような文言が剣士の手記に残されていました。


そして今、この世代で最初に痣が現れたのが竈門炭治郎様です。


ですが御本人にもはっきりと痣の発現の方法は分からない様子でしたので


ひとまず置いておきましたが、この度それに続いて柱の御二人が覚醒された＿＿＿。


甘露寺様、時透様、御教示願います。」

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