鬼札【鬼滅の刃】 弐

捌拾捌 ページ46

時透「あーもう面倒くさいな。


避けて木の上に逃げるのを止めてくれないかな。」


玉壺「お前には私の真の姿を見せてやる。」


時透「はいはい。」


玉壺「この姿を見せるのはお前で3人目。」


時透「結構いるね。」


玉壺「黙れ。私が本気を出した時、生きていられた者はいない。」


時透「すごいねー。」


玉壺「口を閉じていろ、馬鹿餓鬼が！！


・・・この透き通るような鱗は金剛石よりも硬い。


私が壺の中で練り上げたこの完全なる美しき姿に平伏すがいい。」


・・・うん、現代で言う“ナルシスト”だな。


だって、まず頭は既に逝っちゃっているし


自分で美しい言うか、普通。


救いようがない奴だな。


・・・さて、無一郎は


時透「・・・。」


まさかの無言！？


だろうな。こいつと話すたびに無駄にエネルギー消耗するからな・・・。


玉壺「何とか言ったらどうなんだこの木偶の坊が！！


ホントに人の神経を逆撫でする餓鬼だな！！」


時透「いや、だってさっき黙ってろって言われたし・・・、


それにそんな吃驚もしなかった・・・し・・・」


玉壺が無一郎に殴りかかる。


というか、如何やって移動したんだ？


足がないのに。

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