鬼札【鬼滅の刃】

参拾捌 ページ44

煉獄「・・・A！」


貴「ハッ 何かあったのかえ、杏寿郎？」


煉獄「いや、俺が何度呼んでもAが応答してくれないからな！


それに、竈門少年が“ヒノカミ神楽”というものを聞いてきたのだ！


炎の呼吸に関連があるかもしれないから俺に聞いたようだが知らん！


そもそも初耳だからな！」


貴「“ヒノカミ神楽”？妾も初耳じゃのう。どういうものなのか知りたいのう。」


竈門「“ヒノカミ神楽”は俺の父が代々受け継がれた神楽です。」


貴「ふむ、神楽を戦いに使うとはめでたい話じゃが手掛かりはほとんどないぞ。


それにそなたの耳飾りも受け継がれたものかえ？」


竈門「はい、神楽と共に受け継ぎました。」


貴「そうなのか。・・・ところでなぜお主等もこの列車に乗っておるのじゃ？」


竈門「煉獄さんとAさんがこの列車に乗っていると聞いて、“ヒノカミ神楽”の手掛かりを教えてもらいたいと思いましたが・・・。」


貴「落ち込むでないぞ、竈門君。いつかは判明するものじゃ。


＿＿＿＿鬼を狩るために乗り込んでいたと思ったが、無用だったようじゃ。」


我妻「えっ！？」


突拍子に金髪の少年が声を出し、顔を青ざめた。


確か、雷の呼吸を使う我妻善逸君だっけな。

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