鬼札【鬼滅の刃】

参拾弐 ページ36

竈門side


浅草でAさんと別れた後、愈史郎と珠世さんに出会った。


どうやらAさんに頼まれたらしい。


今の段階で鬼を人に戻す方法はないが、十二鬼月の血液を採取して研究すれば見つかる可能性があると言われ、俺はその研究に協力した。


鬼の襲撃はあったものの、何とか倒すことが出来た。


俺が珠世さんたちと別れようとしたとき、珠代さんが


珠世「炭治郎さん、もし可能であれば“上弦の零”の血液を多く採取してほしいです。」


「なぜですか？」


珠世「その鬼は鬼舞辻の血を最も多く与えられた者と聞いております。


もうその名は何百年前に消えておりますが鬼の中ではその者が二番目に強かったと聞いております。


その血液を採取すれば治療薬が見つかるかもしれません。」


「・・・分かりました！」


上弦の零・・・。二番目に強いということは、上弦の鬼よりも強いのか？


でも禰豆子を人に戻すためなら・・・


俺は決意を固めて珠代さんたちに別れを告げた。

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