※第私23話が ページ24
開幕、ジェイルがアルワンダの父に向かって走り出す。
それを見たフーザは後ろから魔法で援護した。
「バイガス！」
私とジェイルの攻撃力が上がった。
私は父を雷魔法で閉じ込める。
父はそれをくらいながら、ジェイルの追撃を受け止めた。
父は不敵な笑みを浮かべた。
「素晴らしい連携だ、褒めてやろう。だがな、私は絆だの友情だのが大嫌いなのだよ。すべては自身の力だ！」
父が両手を地面に振り下ろした途端、私達の足元の地面が隆起した。
突然のことに、私達はその攻撃をモロに食らってしまう。
フーザが地面に伏したまま回復魔法を唱えようとした。
「ヒ、ヒーレス…！」
「ほう、その小僧がヒーラーか」
父はフーザに目線を向ける。
父は素早く動き、呪文を唱え終わる前にフーザの頭を思い切り踏んだ。
「ぐがあっ！！」
「ダークレス」
父はフーザの身体に重い一撃を加える。
フーザの口から赤い液体が飛び出た。
このままではフーザがやられてしまう。
私は咄嗟に駆け出した。
「クーラ…」
「遅い！ ダークレザー！！」
父は私に手を向けると、黒魔法が私に飛んできた。
あまりの速さに反応ができない。
「きゃああっ！」
「今回の勇者も所詮はこの程度か…」
父はゆっくり私に近づき、髪を引っ張る。
「まずはこの女からだ」
父は徐々に手に力を溜め始める。
私も魔法を唱えようとするが、身体が動かない。
「ダーク…」
「うおおおおっ！！」
ジェイルがこちらに向かって突進してくるのが見えた。
父はジェイルに吹き飛ばされる。
「っ、貴様！ 邪魔をするな！」
「…悪い、2人とも。俺はここまでだ」
どういう意味かわからなかった。
「勇者の奥義、ここで使わせてもらうぜ」
止められなかった。
「絶命奥義！ 逢魔の剣閃！！」
ジェイルの剣が父に振り下ろされる。
父は今までに聞いた事のないような叫び声を上げながら倒れた。
私に、赤く温かい液体がかかる。
それと同時に、ジェイルの身体も塵になっていく。
「ジェイル…？」
「なんだよ、�爐△辰韻覆�ったね�瓩辰鴇个辰討�れねーのか？」
「だって、身体が…」
「ああ。この奥義はな、俺の命を代償に敵を倒すんだ。すげーだろ？」
ジェイルがニカッと笑う。
目の前が真っ白になった。
私を庇ったから…私のせいで、ジェイルが死ぬの？
私が殺したの？
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猩々(プロフ) - パトさん» そのようにおっしゃっていただけて嬉しいです。この作品を読んでくださりありがとうございました。 (2021年3月19日 19時) (
レス) id: f5012a712b (このIDを非表示/違反報告)
パト(プロフ) - 素敵な作品をありがとうございました。終盤の段々狂っていく感じが凄くゾクゾクしました。読み終わってから設定キーワードを見て「こんなところにもメッセージが……」と感動しました。長文、駄文失礼しました。 (2021年3月17日 22時) (レス) id: 8ed95612e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猩々 | 作成日時：2020年11月6日 14時
