12 騒ぎの後 ページ13
フクスローから進化したジュナイパー。羽根の矢を抜き、私の方を見る。
「かげぬい!!」
矢を放ち、ライボルト達の影に矢を刺す。技名の通り、影を縫われたライボルト達はそこから動けなくなる。
「…?ジュナイパー?」
すると、音一つ立てずにジュナイパーはライボルト達の前に立つ。そして、何かしたかと思えば、ライボルト達は狼狽し、そこから逃げ出そうとしている。
「…ジュナイパーのタイプはくさ、ゴーストだロト。」
「なに、何?何したの?え、何!?」
ゴーストと聞き何をしたのか気になってしまう。あんなに興奮していたライボルト達があんね反応を見せると気になって仕方ない。
ジュナイパーがライボルト達の元を離れるとかげぬいの効果が消え、一目散にライボルト達は逃げ出して行った。
「ジュナイパーだー!」
ハウ君がぴょんぴょん飛び跳ねる。胸を張るジュナイパーを、私は恐る恐る触る。
「……触れる…浮いてない……良かったあぁ……」
触れなくて浮いてたらどうしようかと思った。ゴーストと言っても完璧に実体が無い訳じゃないか。
「君達、島巡りの子達だよね?…すごいなぁ」
突然声をかけられ、思わず固まる。3人の大人の人達が話しかけてきたようだ。
「スカル団だっけ?にラクライが傷つけられて…それでライボルト達が怒っちゃったの。」
「とんだ災難だったぜ!」
要するに巻き込み事故。何となく雰囲気で分かるが、この人達は旅行か何かでアローラに来ていたんだろう。
「またスカル団かー、ラクライ大丈夫かなー?」
「…ライボルト達怯えさせちゃったけど大丈夫だったかな…」
まぁ、何はともあれ解決してよかった。ジュナイパーが何したかはわかんないけど。
「何々団といえばギンガ団がいたよな!」
「いたいた!」
「あ、僕達これでいくね、島巡り頑張って!」
「あっ、ありがとうございます…」
そう言うと、帽子をかぶった男の人は黒髪の女の人と金髪の男の人を引っ張って歩いていった。
「あの人達も旅してたのかなー?」
「…かもね?」
ピカチュウとジュナイパーをボールに戻し、カプの村へ向かう。そして向かうと共に気が重くなる。
「…ゴーストだあぁ…」
「大丈夫だよー、Aなら行けるよー!」
…試練大丈夫かな……
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アオ - 新しい話ありがとうございます!何だろう、かなりシリアスな感じな筈なのにこのほのぼの感...。ハウ君とヨウ君は癒し系なのかな...?本当にこの2人のやり取りは大好きです! (2019年7月14日 16時) (レス) id: 8667d85b1f (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - わぁあ!更新待ってました…!とても好きな小説なので今か今かと楽しみにしてました!mintoさんの生存確認ともに出来て良かったです!ぜひ体調にお気をつけてこれからも頑張ってください!! (2019年6月30日 22時) (レス) id: 82351da6a8 (このIDを非表示/違反報告)
minto(プロフ) - ユリさん» 大変お待たせ致しました…!応援ありがとうございます! (2019年6月30日 19時) (レス) id: 202178676a (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - 続き気になります。更新頑張ってください (2019年6月12日 18時) (レス) id: 2e6c718a02 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - もちろんこれからも応援させていただきます! (2019年4月20日 22時) (レス) id: c3f27a3751 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:minto | 作成日時:2017年12月5日 23時