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『じゃあお先〜』
ru「撮影頑張って！」
『ラウちゃんありがとう！』
ソロショットを真っ先に撮り終えたAは、映画の撮影へ向かうためにスタジオを後にした。
俺らはまだペアで撮ったり取材があったり。
全てを終えて解散できたのは、Aが抜けてから1時間以上経った後のことだった。
dt「…翔太」
nb「なに？」
dt「A、なんか言ってた？」
撮影の合間ずっと隣にいたでしょ。と言う涼太は珍しく落ち込み気味なようで。
てか何だよ、距離置いてるくせによく見てんな。
nb「大したことは話してねえよ。…ま、あんま心配しすぎんな。あいつだってもう守ってもらう歳じゃねえしな」
dt「……うん」
nb「……なんか気になることでもあんの？」
納得してない顔の涼太に少しだけ違和感を感じて聞いてみれば、コクリと縦に動く頭。
鏡越しに見える涼太の顔がやけに神妙だったから、
メイクを落とす手を止めて振り返った。
dt「…前に、Aと2人でご飯食べてる時、あの俳優さんと遭遇したことがあって」
nb「……」
dt「…なんか、嫌な気配がしたんだ。Aのこと、何ていうか、その…本気で狙ってるみたいだったから…」
涼太の勘はよく当たる。
いつも俯瞰で構えているからこそ、俺らとは違うものが見えていたり感じていたりする。
それは長年の付き合いで分かっていることだ。
だからこそ、簡単に「気のせいだ」とも言えなかった。
nb「何かあれば言ってくるよ。きっと」
dt「……うん」
その日はそれで終わった。
だけど、数日後。
涼太の心配が杞憂ではなかったと判明する。
dt「だから言っただろ」
『っ…、だって！』
dt「だってじゃない。ふっかたちが居なかったらお前どうなってた？」
Aが止めるのを無視してふっかがみんなに報告したのは、前日の出来事だった。
滝沢くんと夜ご飯を食べていたふっか。
店を出た所で、車に無理やり連れ込まれそうになっているAを見つけて助けたんだ、と。
それを聞いて真っ先に動いたのは、やっぱり涼太だった。
dt「一緒に撮影している最中で、付き合いが必要なのも分かるよ。でもこれで懲りたでしょう？」
『……っ、』
dt「過保護、なのかもしれない。…けど、せめて2人きりは避けてほしい」
Aは黙って一つ頷いた。
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真樹(プロフ) - リクエストなのですが、YouTubeのクリスマスケーキどれが好き？を描いて欲しいのですが、よろしくお願いします。 (2020年1月11日 13時) (
レス) id: 53d7f5d75e (このIDを非表示/違反報告)
古川凜(プロフ) - 面白かったです！更新待ってます！！ (2020年1月9日 16時) (レス) id: b19dedfd96 (このIDを非表示/違反報告)
サエ(プロフ) - おれんじさん» Thank You♪、逆上せた時の夢主ちゃんの話をお願いします♪ (2020年1月9日 15時) (携帯から) (レス) id: d9f9fed193 (このIDを非表示/違反報告)
おれんじ(プロフ) - chieさん» コメントありがとうございます！リクエスト承りました。早速書いてみますので、少々お待ちください(^ ^) (2020年1月9日 12時) (レス) id: f2384aad00 (このIDを非表示/違反報告)
chie(プロフ) - リクエストなのですが、主人公がアクロバットで失敗して、トラウマになってしまい、隠れて克服しようとしているところにメンバーが来て一緒に克服していくみたいなお話を書いていただきたいです。よろしくお願いします！ (2020年1月7日 1時) (レス) id: ed7990b11b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おれんじ
| 作成日時：2019年12月13日 21時
