ご褒美ちゅー。（マシュマロ） ページ21
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だいすけとたつやの一悶着もありつつ、改めて4人を集めてご褒美の希望を聞くことにした。
でも初めての3人は何にすればいいのか分かんないみたいで。
大「はーい！じゃあおれがいう！」
『お手本だね、どうぞ？』
大「えへへ、おれねー、ごほうびちゅーしてほしいの！」
……ん？
大「アニメでねー、がんばったらひろいんにちゅーしてもらえるんだよ！おれもね、がんばったからね！」
だからね！と話すだいすけは無邪気で、本当にアニメに憧れているだけなんだと思うけど。
……チューなんていつ以来してないんだろ、
ねえAちゃん、と言われてだいすけと目を合わせる。
大「ちゅー、して？」
『――……、いいよ、』
りょうへいみたいに(？)、コテンと首を傾げながら言われて断れるはずもなく。チュッ、と小さなおでこに唇を軽く当てた。
自分がまさか、こども相手にこんなにドギマギするとは……
むふふ、と照れたように笑っただいすけがそのまま胸に飛び込んでくるのを受け止めて、密かに溜息を吐く。
こうじたちが「何でもええんやな！考える！」と3人で密談を始めると、たつやとしょうたがそれに加わった。
満足したらしいだいすけが離れるのに入れ替わるようにしてきたのは、ニヤニヤ悪い顔のりょうへいだった。
亮「……うぶだね」
『うるさい。その見た目でそんな言葉使わないで』
亮「いいじゃん。おれ、あにきだぞ」
『黙れちびっこ』
解せぬ。見た目小学生に「うぶ」と言われるのは。
ただ、自分が想像以上にああいう行為に免疫がなかったことは認める……というか認めざるを得ない…(笑)
『まさかだいすけとは…。あざとい代表はりょうへいなのに』
亮「ちょっと。ききずてならない」
『えー？』
亮「ごまかすのへたか」
ぷいっ、と拗ねた顔でそっぽを向いたりょうへい。
……だからそういうところだって。
ほっぺたをぷくっ、とするんじゃないよ。可愛いかよ。
『はいはい、かっこいいよ』
亮「……おざなり」
『さーて、寝る準備でもしますか！』
はぁーい！と元気な返事と共にドタバタ散って行くこどもたち。
……あれ、結局ちびっこのご褒美は？
……ていうか、だいすけもあれだけでいいのかな？
明日も普通に営業だけど、ご褒美組のおやつは少し豪華にしようかな。とか考えながら、私も寝室へと向かった。
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まりも(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています。リクエストなんですが、翔太くんと涼太くんがお店に来る前の家でのお話が見たいです！これからも更新頑張ってください！ (2020年10月10日 15時) (
レス) id: 2607901ad6 (このIDを非表示/違反報告)
Yuri - いつも楽しく読ませていただいています！更新、楽しみにしています！！ (2020年9月29日 23時) (レス) id: 2467065cee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おれんじ
| 作成日時：2020年9月18日 15時
