十人十色の雪桜（１）

彼らはきっと iw×fk ページ22

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SnowManの楽屋割は大抵は3、3、4で分かれる。


その時、いわふかラウ、いわゆる親子部屋は安定していつも一緒なんだけど、

ラウールは目黒やジーコのところへ繰り出すから、実質いわふかの2人部屋なんですよ。


で、私は自分の楽屋に人が集まって狭くなると、この部屋に逃げ込むんです(笑)





『お邪魔しまーす。あれ、暗い…』





この日も翔太とジーコと私の部屋に人が集まったから逃げてきたんだけど。


扉を開けたら真っ暗で。


あれ？と思ってたら、





iw「A、入っていいよ。ふっか寝てるから静かにね」


『はーい、』





って中から照の声が。


ふっか寝てるなら私も隣で寝ようかなーと思ってたんだけど、思ってたよりもしんどそうで断念。


照はふっかの足をマッサージしてた。




『どうしたの、』


iw「たぶん貧血。来たときから、なんか変、って言ってフラついてたから寝かせた」


fk「…ん…」


『起きた。ふっか大丈夫？』





照が色々したおかげで、かなり楽になったらしい。

身体のこと、本人よりシンメの方がよく分かってるってどうなん？(笑)


そこからのそりのそりと準備を始めたふっか。


照は自分の準備を進めながらも、常にふっかが視界に入るような向きで動く。




fk「…あれ、」


iw「ふっか、そこ」


fk「あぁ、あった」





まだ頭がボーッとしてるのか時折ふと動きを止めるふっかと、その度に空かさず声をかける照。


……熟年夫婦なのかな。



そして、その会話は基本的に「あれ」「それ」で繋がっていく。



……熟年夫婦なのかもしれない。





fk「やばい、元気になったら緊張してきた」

iw「またかよ(笑) でも、ふっかはそっちの方が安心するわ(笑)」


fk「もう行くわ、落ち着かない」





パタパタと駆け足で楽屋を出て行ったふっか。

その後を、ゆったりと歩いて追いかける照。



部屋の主人がいなくなるので、自分の楽屋に戻ろうと私も照に次いで楽屋を出る。





iw「ったく、そろそろ緊張にも慣れろよなぁ…」


『そんなこと言って、緊張してソワソワしてるふっかが可愛いくせに』


iw「うん、かわいい(笑)」





即答ですか、そうですか。



……彼らは熟年夫婦だったみたい。





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作者です。

第三弾。(何のっ)


本当にこんな会話あったらいいのにな、って妄想するのって楽しいですよね()


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