EP.3-1 思惑 ページ7
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――VIP room
CLUB開店までの束の間の休息。
暇を持て余していた一部のメンバーが集っていた。
カードを切るCRAYの手元をボーッと眺めていたDOGが、誰に向けるでもなく徐に口を開く。
青「……どう思う？」
橙「何が？」
青「あいつに決まってんだろ」
橙「あー…なぁんか面倒そうやもんね」
青「しかも金も良くないしさぁ…」
結局金じゃん、と鼻で笑うANNIEに食ってかかるDOG。
青「俺らだって生活あるんだぞ？貯金もできないしぃ…」
黒「お金貯めたいの？なんかやりたいことでも？」
青「あるだろそりゃ。涼太…TENDERだって自分の店持ちたいって言ってんだぞ？」
桃「店って…今ので十分じゃん」
青「分かってねえな。今の店はみんな飯食いに来てるわけじゃねーじゃん。あいつの腕には勿体ねえんだよ」
相変わらずラブラブですね〜、と軽くあしらわれたDOGは、そんなんじゃねえし、と乱暴に体勢を整える。
戯けたようなANNIEに溜息を吐いて、CRAYはカードを配った。
橙「にしても面倒くさいことになったもんやなぁ。依頼は向こうからの一方通行。難儀やで。……あかんわ」
桃「んにゃ、今頃RAMUが探り入れてるよ。……お、」
黒「さすが天才クラッカー。……」
青「あいつの脳みそ見てみたいよ。……あー、」
CRAYの合図で全員が一斉にカードを表にする。
桃「まぁーたCRAYの一人勝ちかよ！」
橙「お前のツキどうなっとんねん！」
黒「ふっ…じゃあ約束通り、掃除当番よろしくね」
青「お前、掃除やらなさすぎな」
黒「良いでしょ。ANNIEはまだしも、DOGとMALTは綺麗好きなんだから。俺がやるよりよっぽど良いよ」
開き直りやがって…という小言に聞く耳を持たず、サボり魔は颯爽と部屋を後にした。
これで彼が掃除を免れるのは何周目か。彼の整理整頓能力が一向に育たないのは、こうして逃げ続けているからだと、ここで生活している誰もが思っていた。
橙「続きやります？」
青「……いや、全員で分担した方が早ぇだろ」
橙「せやな」
桃「えーっ、俺アニメ観たいんだけど」
青「うるせえ。だったら参加すんじゃねーよ」
桃「もーっ、秒で終わらせてやる！」
無理やろ、とMALTが笑い飛ばした通り、ANNIEが自分の担当箇所を終わらせたのは3人の中で最も遅かったらしい。
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aya(プロフ) - eighterなのでパッチ懐かしくなりました！！世界観とかすごいです！続きも気になります、、 (2020年9月19日 18時) (
レス) id: 21fa8df380 (このIDを非表示/違反報告)
おれんじ(プロフ) - (名前)vividさん» 普段おちゃらけてる人が真剣な話をしているところが好きなんです(笑) 今後もパッチさん出てくる、…かも？乞うご期待！ (2020年8月31日 12時) (レス) id: f2384aad00 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)vivid(プロフ) - ここに来てGUMの言葉深いわぁ。元々のパッチのメンバーとの繋がりもまた嬉し（≧∇≦） (2020年8月16日 6時) (レス) id: 99ce633299 (このIDを非表示/違反報告)
おれんじ(プロフ) - さっちいさん» ご指摘ありがとうございます！他にも誤字脱字等もあるかもしれませんが、ぜひ作品を楽しんでいただければと思います…！(^^;) (2020年8月9日 22時) (レス) id: f2384aad00 (このIDを非表示/違反報告)
さっちい(プロフ) - コメント失礼します。設定の阿部ちゃんの所、 常にラムネを持ち歩いてお里 となっていますが、 持ち歩いており の間違いだと思います！ (2020年8月9日 21時) (レス) id: 9ffff271c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おれんじ
| 作成日時：2020年7月11日 18時
