EP.6-1 自己紹介 ページ17
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真都が目を覚ますと、部屋の中には何度か顔を合わせたけれど名前をまだ知らない男性がいて、自分の顔を覗き込んでいた。
白「えっと…おはよう、ございます…」
橙「おはよう。……自分、カッコええな！」
白「ありがとうございます…？」
傷がよう似合っとる、と喜んでいいのか分からない言葉をかけられる。起きて早々の頭では理解も乏しい。曖昧に反応を返していると、くるる、と自分のお腹が鳴った。
橙「あははっ(笑) さては食べ盛りやな？LONEのお許しも出たことやし、下降りようか」
白「え…いいんですか？」
橙「自分、記憶ないんやってな。俺らにとって害がないなら、別に閉じ込めとく必要はないやんか」
そう言いながら早速、扉の方へと身体の向きを変えた関西弁の男性を「あの！」と呼び止める。
白「……お名前、なんですか」
橙「あっ！そういえばまだやったか。まだ全員おるやろし、せっかくならみんなで一緒に話そうや」
腕をぐいぐいと引かれて、怪我で痛む足を引きずりながら必死でついていく。階段を降りた先に広がる空間に、真都は驚き思わず声をあげた。
その声に反応して、「ちょっと！」と駆け寄るのはLONE。
紫「MALT！足も怪我してるのに無理に歩かせるな！」
橙「えぇ⁉ ごめん！」
黒「気にしいな癖に見る目ないよな、お前」
橙「ごめんて…」
青「やめとけって、あんま言うと泣くぞ」
泣かへんわ！と突っ込む青年を見送っていると、誰かの気配を背後に感じ、直後にふわりと足が地面から離れる。
白「うわっ…」
黄「悪かったな、あいつも悪気があるわけじゃねえんだ。…よいしょ、…痛むか？」
白「え、あ…大丈夫です」
部屋の隅に置かれたソファへと運ばれたかと思うと、自分を運んでくれた男性の屈強な体つきに少しだけ身構えてしまった。
桃「GHANA、怖がらせんなよー」
黄「別にそんなつもりは微塵もねぇよ！」
そこでようやく部屋全体を見渡すことができた真都は、思っていたよりも多かった人数に視線を彷徨わせた。この中で顔を合わせていたのは3人、名前を知っているのは2人。
おそらく悪い人ではないのだろうが、流石に緊張はする。
橙「あ、せや。自己紹介するからみんな集合！」
そんな陽気な掛け声に、男たちはぞろぞろと真都の前で円を描いて座った。
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aya(プロフ) - eighterなのでパッチ懐かしくなりました！！世界観とかすごいです！続きも気になります、、 (2020年9月19日 18時) (
レス) id: 21fa8df380 (このIDを非表示/違反報告)
おれんじ(プロフ) - (名前)vividさん» 普段おちゃらけてる人が真剣な話をしているところが好きなんです(笑) 今後もパッチさん出てくる、…かも？乞うご期待！ (2020年8月31日 12時) (レス) id: f2384aad00 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)vivid(プロフ) - ここに来てGUMの言葉深いわぁ。元々のパッチのメンバーとの繋がりもまた嬉し（≧∇≦） (2020年8月16日 6時) (レス) id: 99ce633299 (このIDを非表示/違反報告)
おれんじ(プロフ) - さっちいさん» ご指摘ありがとうございます！他にも誤字脱字等もあるかもしれませんが、ぜひ作品を楽しんでいただければと思います…！(^^;) (2020年8月9日 22時) (レス) id: f2384aad00 (このIDを非表示/違反報告)
さっちい(プロフ) - コメント失礼します。設定の阿部ちゃんの所、 常にラムネを持ち歩いてお里 となっていますが、 持ち歩いており の間違いだと思います！ (2020年8月9日 21時) (レス) id: 9ffff271c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おれんじ
| 作成日時：2020年7月11日 18時
