25-1 dt（Re.23） ページ10
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ロケバスの中。
デビューを発表してから、有難いことに忙しくさせてもらっている俺らは、長い移動時間を睡眠に費やしていた。
そんな時。
ガサガサ…ゴソゴソ…と布擦れの音が後ろの座席から聞こえてきて目を覚ました。
iw「舘さん…？」
dt「んん…、起こした…？ごめん…っ」
音の主は舘さんで、口元を押さえながら、足元の荷物を漁ってるみたいだった。
その顔色と行動に、舘さんの隣で眠る翔太の膝を強めに叩く。
nb「……んぁに」
iw「ちょっと舘さん手伝ってあげて」
nb「……りょうた、」
寝ぼけ眼で隣をチラ見した翔太は、なぜか舘さんの手元ではなく自分の荷物に手を突っ込んだ。
寝ぼけてる…？と思ったけど、そうじゃないみたい。
整頓された鞄の中から、不透明の袋、ティッシュ、水、薬、と次々に物が取り出されていく。
iw「……すげぇな」
nb「あさ、いつもより食べてなかったから」
dt「…ｯ…ﾊｧｯ…んｯｯ」
iw「もともと体調悪かった上に酔っちゃったのか…」
吐くことを我慢する舘さんと、その意思を汲むべく、念のために袋を広げつつも刺激はしない翔太。
俺は周りを起こさないように運転席へ近づき、止めてもらうようにお願いした。
fk「んぅ、着いた…？」
iw「まだ。寝てて良いよ」
fk「んん…」
無事に車が人気のない路肩に停車した所で、翔太が舘さんを外へ連れ出していく。
目を覚ました人に事情を誤魔化して、
全員が再び眠ったことを確認して俺も後を追った。
dt「ｯ…ｹﾞﾎｹﾞﾎｯ…ｯﾊ、うぅ…ｯ」
iw「ダメそう？」
nb「気持ち悪いは気持ち悪いけど、うまく吐けないみたい」
背中を強めに擦って刺激する翔太に体重を預ける舘さんは、グッタリしちゃってる。
何度もえずいてはいるけど、吐き出せてはいない。
想像よりもずっと悪い状態だった。
iw「舘さん、一回出しちゃったほうが楽？水飲んでスッキリしようか？」
dt「んっ…いや、っ」
目の前にしゃがんで声をかけると、首を横に振って、あろうことか立ち上がろうとし始めた。
慌てて翔太が腕を引いて座らせる。
グラリと揺れた身体の振動で助長されたのか、背中が大きく波打って、握り締めた袋がガサリと鳴った。
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舞夜(プロフ) - リクエスト宜しいでしょうか。阿部ちゃんが急に不安になっちゃって佐久間だけに甘える話を読みたいです。いつも応援してます。これからも頑張って下さい。 (2020年5月11日 22時) (
レス) id: 4eafdf0209 (このIDを非表示/違反報告)
ミルキー - リクエストお願いします！舘様が体調不良の中みんなの為にご飯を作っていて火傷してしまい、みんなに助けてもらうお話をお願いします。 (2020年4月25日 3時) (レス) id: e268878af5 (このIDを非表示/違反報告)
ちかりん(プロフ) - リクエストお願いします。深澤くんの体調不良で倒れちゃって、部屋にお見舞いの品が続々届く感じの話でお願いします。難しいようでしたら大丈夫です。 (2020年4月23日 17時) (レス) id: be1cc30b1b (このIDを非表示/違反報告)
niko(プロフ) - 舘様が全身に自傷行為をしてラウールに見つかってしまうお話をお願いします！ (2020年4月21日 23時) (レス) id: f87f8b0d6d (このIDを非表示/違反報告)
ひらめ - 康二君が熱があり、甘えん坊、もっと寂しがり屋になってSnowManのみんながでれでれになりながら看病するのをお願いします！ (2020年4月19日 8時) (レス) id: 579ffd5296 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おれんじ
| 作成日時：2020年4月10日 21時
