悲色の彼願花 (ページ2) - 小説

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1話　ページ2

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　ここはどこ？？

　真っ暗だけど暖かい｡

　なんだか心地良いなぁ

　ずっとここに居たい

　なんだか亡き母を思い出す

　
　離れたくない

　戻りたくない

　戻ってもずっと

　ずーっと真っ暗だから

　痛いから

　苦しいから

　存在意義がないから

　あ～あ……

　そろそろ覚めてしまう

　このままでいられたら

　どんなに幸せだろう

　また……

　また昔みたいに

　笑い会えるのかな？

　そんなの無理だよね

　だから私は

　私は彼岸花だ。

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作者名：水彩Campus | 作成日時：2020年10月19日 0時