不在着信 (ページ5)

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五件：pride ページ5

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安「先生、内村くんはぽんこつなので私的に檜山くんの方がいいです」

真面目な安藤さんも、いけめん好き？とか

檜山光成を狙ってるのかなって考えてしまう

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颯「んー」

お願い出来れば移動しないで…

うっちにーに視線で一生懸命訴えた

湧「いや、颯太ここは男見せろよ～～」

「ちょっ、わっく！！！！！」

思わず声に出る

湧「なんだよ、じゃあAが図書選んだら？」

「……お二人に任せます」

選べるわけ

先「檜山と内村はどっちがやりたい」

そんなん聞くまでもないでしょ先生

誰が学級委員を選ぶかって

檜「俺、学級委員やります」

『んまじ』

『さすが檜山くん』

『かっけえ』

颯「えーちょっと待ってー」

私を見て何かを察するように微笑むうっちー

颯「俺もやりたい、やらせて」

檜「んじゃ譲る」

学級委員 : 内村颯太安藤舞香

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図書委員：檜山光成奄美A

先「よし決まりだ」

…ちょ、待て

まさか不人気だったはずの学級委員の取り合い

女子が私だから？？

檜山光成とあの静寂な図書室で二人きりは死ぬ

どうしよ

『お前とやりたくない』

『地味だなお前』

『本に謝れ』

とか言われたら…

マイナス思考のカーニバルなんですけど。

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「うっちーちょっと来てっ」

颯「ん？どうかした？」

「どうかしたじゃないよ、うっちーと図書委員やりたかった」

颯「あーごめん、俺も男らしいとこ見せなきゃって思って。安藤さんにぽんこつって言われちゃったしね」

「…」

颯「そんな悲しい顔しないでよ、良かったじゃん。ねっ？」

「うーん」

颯「これをきっかけに話せるよ！檜山と」

「そうなんだけど…」

安「内村くん、早速仕事あるから来て」

颯「あ、はい」

「頑張ってね」

颯「ありがと、じゃ」

安「この資料全部読んでおいて」

颯「え、これ全部ですか」

安「当たり前でしょ。生徒会との会議で今後の規則について話し合うから」

颯「俺、国語苦手なんすよね～頑張ります」

安「あー、だから檜山くんが良かったの」

容姿端麗・成績優秀・スポーツ万能の安藤舞香

感情的というよりも論理的思考の持ち主

檜山光成の女版といっても過言ではない

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