不在着信 (ページ40)

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四十件：sunset ページ40

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檜「コンビニ寄ってこ」

「うん、」

檜「好きなの選んでいいよ」

アイスをショーケースの中から選ぶ

「じゃ～チョコミント」

檜「おっけ～じゃ俺イチゴ」

「檜山くんってイチゴ好きだよね」

檜「え、悪いかよ！」

「ふふ、可愛いなって～思って！」

檜「うるせ笑、買ってくるね」

「ありがとう」

檜山くんとアイスを食べながら海沿いを歩く

檜「東京は海ないからこういうとこ歩くの新鮮だよな～」

「ねえ、檜山くんの一口ちょうだい」

檜「はい、あーん」

「あ、」

口の前まで持ってこられたアイスに戸惑う

檜「あ、いらないのね、」

「……いる！」

檜「ん」

『ぱくっ』

檜「美味しい？」

「う、ん」

顔がまた赤くなるのをバレないように下を向く

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「あれ、髪飾りがない、」

檜「ん？髪飾り？」

「おばあちゃんに貰った大切な物なの」

もしかしたら海で落としちゃったのかも、

私は髪飾りが無いことに気付き海辺に引き返そうとした

檜「待って、もう暗くなっちゃうから明日探そ、」

「でも、」

檜「俺も探すの手伝うから」

「……うん」

檜「きっと見つかるよ」

早めにホテルへ着き檜山くんの部屋の前で着替えを受け取る

檜「はい、とりあえず二日間はこれ着て」

パジャマも部屋着を忘れてしまった私ぽんこつ丸出し

「ごめんね、ありがとう笑」

檜「じゃ、またな」

「うんっ」

人目を気にしながら自分の部屋へ向かう

先「おい、奄美どうしてここにいる、ここは男子のフロアだぞ？」

「あ、ちょっと階間違えちゃったみたいで～はは～」

先「元木とできてるのは先生分かってるんだからな！」

「はは～」

先「楽しめよ青春」

先生おつかれ …

部屋に戻りシャワーを浴びてベッドにダイブする

『っは～～つかれた～～！』

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他のメンバーも着替えを終えてホテルへ帰る

深『はあ～めっちゃ楽しかった』

平『深田めっちゃ焼けたな』

安『あ～あ荷物重いなあ』

颯『俺持とうか？』

安『あっありがとう内村くん』

俺は皆の後ろを歩き舞香に話しかけるタイミングを伺っていた

黒「なあ、舞香」

安「ん？」

黒「おまえやめろよな」

安「何か舞香悪いことした？」

黒「Aちゃんに嫌がらせしてんだろ」

安「変な言いがかりしないでよ」

『うちむらくーん』

そう言って内村の隣へ走っていく

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