十九件：patience ページ19
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安「久しぶりに光ちゃんと帰れて嬉しいな」
檜「だね、せっかくだし飯食って帰るか」
安「ねえ、光ちゃん…」
安「私、あそこ行きたい」
そう言って指さした先は”ホテル”
檜「…俺らまだ中学生だから入れないよ」
安「どうしてよ、私達付き合ってもう１年経つんだよ？
私のこと好きじゃないの？」
光ちゃんは黙って遠くを見つめていた
「光ちゃん聞いてる？」
檜「ごめん、高校生になったらな、」
「もういいよ、帰ろう」
悲しげな溜息を漏らし、
私は背中を向け一人で歩き始める
檜「飯は？」
安「…」
檜「一人で帰ったら危ないよ」
安「…光ちゃんとご飯行くもん」
引き返して光ちゃんの元へ向かった
檜「舞香の好きなオムライス食べ行こっか」
安「うん、」
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安「ふう〜いっぱい食べた〜〜」
檜「美味しかったな」
安「また行こうね」
檜「はい、手」
檜「繋ご？」
安「あ、うん」
お店から出て
私達は手を繋いで帰った、
安「光ちゃん、だいすき」
なんだかんだいって光ちゃんは優しい
私が拗ねてつんとしていても放り出したりはしない
だから嫌いになれない
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作者名：えくぼ
| 作者ホームページ：http://twitter.com/obukeeeee
作成日時：2020年6月17日 7時
