【鬼滅の刃】転生者は悪女に嵌められて2【完結済】

59「そういえば、嘘が通じなかった」 ページ13

「……えっ?」









なんで…









炭治郎が知ってるの?









まさか、包帯が見えたのか?









「……なんで傷があるの分かったの?」









炭「……会った時から血の匂いと薬剤の匂いがして









最初は鬼の血かと思ったけど、匂いが違ったし









薬剤も消毒の匂いがしたからもしかしてって思って…」









そうだった…









炭治郎は鼻が効くんだった









隠しても無駄か…









でも、言うべきか?









雨柱ではなく、他の柱達にやられたって









.









「……………………ううん









この傷達は他の柱達から受けた傷だよ」









善「えぇぇぇっ!!?








他の柱って!!!?」









「……煉獄さんと宇髄と雨柱除く柱達








理由としては今流れている噂のこと









私が雨柱から手柄を取ったって信じたんだろうね」







炭「!!?






冨岡さんやしのぶさんも?!!」









「………うん」









炭「すまない…







俺の兄弟子である冨岡さんがAのことを傷つけたなんて…」








炭治郎が頭を下げる









「!!








炭治郎が謝ることじゃないよ!









結局悪いのは、雨柱なんだし!!」









炭「でも!!」








「大丈夫大丈夫








傷なんてすぐに治るし









それに謝るのは本人達なんだし









炭治郎が謝る必要はないよ」









炭「…でも……」









「炭治郎」









「炭治郎はなんでもかんでも背負いすぎ








そんなに気にすることじゃないよ」









炭「………ああ」









炭治郎達は少し納得していない顔をしている









「んー……









じゃあ、こうしよう









炭治郎達も一緒に雨柱について証拠を集めてくれない?」









善「証拠?」









「そう、証拠









裁判するときに必要だからね









証拠さえあれば、アイツを追放するか牢に閉じ込めることが出来る」









炭「…証拠…か








ああ、分かった!!







手伝うよ!!」









善「お、俺も!!








Aちゃんがこれ以上傷つけられるのも嫌だし







Aちゃんを傷つけた柱達を許せないし!!」









伊「何かよく分からないが、俺様も手伝うぜ!!」

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