【Episode8】Starting point【ユリウス】 ページ9
.
「っと…、俺は…あった。二番隊…」
「ぁ、ルシュもありました。二番隊、です」
少女はそこまで言うと、「一緒ですね」と青年に無邪気な可愛らしい笑みを向ける。
青年は少し頬を紅く染めるも、「そうだね」と少女に笑いかけた。
「あ、異空間、行きましょうか。みなさん、もうすでに集まり始めてるみたいですし」
「あぁ、そうするか。もう、はぐれるなよ」
「…分かってます」
.
.
異空間に集まったのは、
救済の城、アルヴァーノ・ミシェットさん
武術の攻、フレア・セイレーンさん、エドゥワール・フックさん、俺、ユリウス・ヴァン・レグリウス
魔道の術アザミ・ダークサイドさん、そしてクルシュ・エルリック
の、6人。
隊長はフレアさん、副隊長はアルヴァーノさんらしい。
名前と顔を何とか覚え、一息付き、あらためて隊員の顔を見た。
みんな、20代ほどの大人で、10代は俺とクルシュの2人だと思われる。
しかもクルシュは隊で最年少。
クルシュの顔を見ると、少し顔を歪め、不安そうな顔をしていた。
「えっと…その、同じ隊として、これからよろしくお願いします、ね」
俺がそう口にすると、他の隊員も笑顔で「よろしく」と言ってくれた。
人間不信なクルシュでさえも、今は少し笑っている。
彼女の笑顔を見て、胸の中の何かがストンと落ちる感覚がした。
どこからか、ふわりと風が頬を撫で、魔力が頬を掠めた。
ここの
.
【Episode9】jenisu【カイン】→←【Episode 7】tension【マルガレーテ】
8人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いむさ(プロフ) - すみません。10話を少しだけ修正させていただきます。 (2018年6月9日 21時) (レス) id: 28973cd94a (このIDを非表示/違反報告)
冷泉 雪斗(プロフ) - お二人とも更新ありがとうございます。 (2018年6月9日 15時) (レス) id: ff2389681c (このIDを非表示/違反報告)
冬霞 六花(プロフ) - 冷泉 雪斗さん» 更新終わりました (2018年6月9日 15時) (レス) id: b8417422b5 (このIDを非表示/違反報告)
冬霞 六花(プロフ) - 冷泉 雪斗さん» 宜しくお願い致します (2018年6月9日 14時) (レス) id: b8417422b5 (このIDを非表示/違反報告)
冬霞 六花(プロフ) - 冷泉 雪斗さん» 更新させて頂きます (2018年6月9日 14時) (レス) id: b8417422b5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:冷泉 雪斗 x他1人 | 作者ホームページ:
作成日時:2018年4月21日 21時