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66話 ページ23

Noside

「Aのおかげで久しぶりにまともなご飯食べれたヨ」

『それってどういうこと?銀時』

「銀さんいっつもパチンコ行ってますからね」

「それにこの前なんて私達に内緒で」

『内緒で?』

「そ、それ以上はやめた方が」

『銀時ちょっと黙ってようか
神楽続けて』

「そんなー」

「銀ちゃん私達に内緒で焼肉食べに行ってたネ」

『銀時くーん』

「はい」

『君に大事なことを頼もう』

「なんでしょう」

『僕達に団子3本ずつ奢ってもらおうか』

「それはいいアルネ
でも私10本ぐらいにした方がいいと思うヨ」

「これはAさんなりの優しさですね」

『神楽あとの7本は僕が買ってあげるからね』

「わかったネ」

「でもそれじゃぁ銀さんよりも払うことに」

『いいんだよ』

「やっぱりA好きネ
銀ちゃんの彼女なんてもったいないネ」

『そんなことないと思うんだけどな
むしろ銀時なんて僕にはもったいないぐらいだよ』

「よーし銀さんAにいっぱい買っちゃおっかな」

「旦那俺にも団子買ってくだせぇよ」

「なっ!?」

『あら総悟じゃないどうしたの?』

「見廻り(サボり)でさぁ」

『()の中は気にしないでおくよ』

「税金泥棒のくせにサボりとはぁ
いいご身分だなコノヤロー」

『なんか間接的にくる』

「大丈夫ですよ
銀さんAさんには絶対そんなこと言わないですから
言ってても照れ隠しですし
毎日会いたい会いたいうるさいですし」

「ちょっと新八くん!?」

「まぁ真選組って男の人ばっかりですからね」

「それ以上はやめろよぱっつぁん」

「じゃぁ俺は仕事に戻りやーす」

『うん頑張ってね』

「それと旦那嫉妬とは見苦しいですぜぃ」

『嫉妬?
それってどういうこと?』

「鈍感アルナ」
「鈍感ですね」

「そこからは旦那に聞いてくだせぇ」

「は、ちょ待てよ」

「それじゃぁ」

『うん?頑張ってね
それで銀時どういうこと?』

「え、あーいやーそ、そのー
やっぱりあんなとこやめて万事屋に来ねぇか?
あんなむさくるしい場所にいてAに何かあったらって思うとな」

『僕はあそこを辞めるつもりは無いよ』

「なんでそんなに真選組にいたがるんですか?
そもそもあそこは女の人は隊士になれないはずです」

『さぁ僕が隊士になれたのはなんでかは知らないけど
あの人が近藤さんが僕に………憎しみしかなかった僕に守るべきものをくれたからかな』

「そうか
それならさっきのことは忘れてくれ」

『う、うんわかったよ』

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作者名: | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php  
作成日時:2018年7月24日 17時

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