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○第二十話 ページ23

「ムーチョ?なんでここにいるんだよ」
「説明はあとだ。こっちに来い」
そう言ってずるずると引きずられる。
ついたのは真夜中の1時。
よくわからない部屋。

明かりがつくともう一人いた。
「、、、君は三途かい?」
三途春千夜。伍番隊副隊長。
ムーチョを慕っている人間だ。
「何だよ、ムーチョ」
そういった瞬間思いパンチに見舞われた。
!?
身動きが、、、取れない!!
そう。私は三途に羽交い締めにされているからだ。
こいつ一人ずつなら余裕なのに!
「三途ぅ、離せや」
「嫌です。俺はムーチョさんに着いていくので」
「グハッ!」
血が頭、口、手足、腹から出る。
「いきなり、、殴、るのは、ひきょ、う、だぞ」
ムーチョの目が怖い位に開く。
「てめーがトーマン裏切って俺の隊員殴ったからだろ!!」
その言葉を最後に私の意識は切れてしまった。

反逆者。
俺は裏切り者が大嫌いだ。
でも今回は違うと知っている。この灰谷さんが自ら囮になろうとしていることを。
皆クズでバカだ。
まあ、こんなことをしている俺もそのクズだが。
俺、三途春千夜はムーチョさんに貼った笑みをつけながら言いなりに従う。
元居たところに戻しとけと命令された。
そして一人出ていく。
俺は取り敢えず灰谷さんを抱きかかえた。
痛そうに。あの化物一人ならまだしも二人。
抑えつけられていたんだ。怪我が酷い。
家は知っている。
怪我したときに物凄く丁寧に処置してくれた。
ぶっちゃけると俺の神。

インターフォンを押すと知らない人が来る。
黒と金の半々の髪型。
鈴ピアス。
不審者かと思い、まっさきにそこから離れた。
「おい!待て!!」
そう言って周りこまれる。
「俺、羽宮一虎。こいつと同棲してるんだ」

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花酔いのうらら(プロフ) - 孤白さん» 応援ありがとうございます!これからも更新がんばりますね! (2021年8月31日 7時) (レス) id: 78027cbf98 (このIDを非表示/違反報告)
花酔いのうらら(プロフ) - るいきょうさん» 続編いけるように直しました!!ご迷惑おかけしました、、、 新しい続編の登録もよろしくお願いしますね! (2021年8月30日 20時) (レス) id: 78027cbf98 (このIDを非表示/違反報告)
孤白(プロフ) - 花酔いのうららさん» ありがとうございます!!これからも更新頑張ってください!!応援してます!!!! (2021年8月30日 20時) (レス) id: 6ad8b616d2 (このIDを非表示/違反報告)
花酔いのうらら(プロフ) - 孤白さん» 今直しました!!続きも楽しんでくださいね!! ご迷惑をお掛けしました! (2021年8月30日 20時) (レス) id: 78027cbf98 (このIDを非表示/違反報告)
孤白(プロフ) - 続編に行けません、、、何故だ!! (2021年8月30日 20時) (レス) id: 6ad8b616d2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花酔いのうらら | 作成日時:2021年8月14日 20時

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