花巻の妹ちゃんは…！！2 (ページ11)

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松川side

花が及川を見た後、俺の事を見てきた
それもニヤニヤしながら

松「なんだよ」

花「いや？機嫌悪いのが顔に出てるとAにバレるぞ？w」

松「まじ？そんなに出てるか？」

花「うそうそ、出てねーよw、それに顔に出てもAには気づかれないだろうな」

Aちゃんは鈍すぎる、こっちが少しは気づいて欲しくなるくらい

松「Aちゃんってすぐ赤くなるじゃん？」

花「そーだな、誰にでもだけど」

松「それがさ、かわいいんだけど、及川にもそうなるからイライラすんだよな」

花「おお？嫉妬してんの？」

松「してねーよ」

花「でも、イライラすんだろw？」

また花はニヤニヤしながら聞いてくる

松「イライラすんのはしょうがないだろ？好きな人なんだからさ」

花「はいはい、まぁ頑張れよ？」

松「ありがと、でもほんと花は兄弟のくせに他人事だよな」

花「まぁ俺はAが誰と付き合おーが気にしねーよ、性格が悪い奴だったら止めるけどな？」

松「まぁそうだよな」

花「俺はそれよりも松がAを好きになるとか意外だったわ」

松「ん？何で？」

花「松が付き合ってきた人って大体年上だったじゃねーか、それもみんな美人だったしな、そういう人がタイプだと思ってた」

まぁ花が言った通り今まで付き合った人は年上だし正直みんな美人だった

けど、あっちから近づいてきた事しかなかったから、自分がほんとに好きなのかもわからない感じだった

花「いつからAが好きなんだ？会ってすぐって感じじゃないだろ？」

松「それは秘密」

花は何でだとか言ってるけど、花でもあまり言いたくない

会った最初は友達の妹って感じだった可愛いなとは思ってたけど、好きって感じではなかった

好きなのが分かるきっかけになったのは、花の家に行って、Aちゃんがモデルをやってると知った時に見た雑誌だった

なんか引き込まれたって感じ？
でも、それじゃあファンみたいで嫌だったから、それで好きになるとか自分の中で許してなかった

でも、それから目で追ってたり、無意識に考えてたり、モデル関係なく好きなんだと自覚してた

花にきっかけを言えないのはモデルやってるのを知ったのがきっかけだったから誤解されたくなかったからだ