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顔づくりを一任されたわけだけど、とにかく顔立ちが違う人にするのが良いよね…
あとはどんな髪にするかでも印象変わるけど、今どんなウィッグ持ってたっけ?
ため込んでいたウィッグたちをクローゼットの中から引っ張り出していれば、見てはいけない物でも見たかのような短い悲鳴が聞こえてきた
え、流石に失礼過ぎない??ただウィッグを出してるだけよ?量があれなだけで
ひとまず使えそうな候補の物を机の上に出していれば、とあるキャラの髪とそっくりの物を見つけてしまった。
景光くんの優しい雰囲気は残したままで行けるし、意外といいかもしれないんじゃ?!
組織に居た頃の景光くんと私達の知ってる景光くんって結構印象違うから少しくらい今のままで行ったって大丈夫でしょ
ほら、ジンニキって実はポンコツ説あったりしたし、大丈夫な気がする。
よし、ということで元々の感じを少しだけ残しつつ別の顔に作り替えよう!
「これからの顔決めたから今から作っていくね。見ながら少しだけでもいいから感覚覚えてくれると助かるよ」
景「わかった。お願いします」
「はーいじゃあ始めていきまーす
あ、研二、私がしてるところを動画に撮ってくれない?そうしたら後で動画見ながら練習できるし」
萩「りょーかーい」
「そんじゃ、今度こそ始めるね」
私が景光くんと向かい合って座り、私の後ろに立った研二くんがカメラを回し動画を撮りつつメイクを施していく。
少しずつ別人の顔になっていく景光くんを見て、研二くんが小さく声を漏らしてるけどその声動画の中に入り込んでるからね??
そんなことを考えながら最後までメイクを施し終え、景光くんに手鏡を渡してこれから暫く使う顔の出来を見てもらう。
「どう?私が勝手に決めた顔だけど」
景「なんか、好青年、って感じだね」
「え、景光くんは元から好青年って感じだったよね??見た目こそ変わってるけど雰囲気なんかは結構そのままな感じになるようにしたんだけど。」
萩「この前会った時は雰囲気変わってたけど、少なくともここに来てからと学校時代の諸伏ちゃんはこんな感じだったぜ?」
「だよね?!人に好かれる好青年って感じ」
景「そんな風に言われるとなんか恥ずかしいや…」
「ンッ!!…とりあえず問題なければ写真撮ってゼロに送ろっか。顔写真が必要なものも有るだろうし」
景「うん、特に問題も無いしこの顔を使わせてもらうよ。」
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Ri - みんなの姉ちゃん強くて優しくてかっこよくて…最高です‼︎ (3月30日 20時) (レス) @page38 id: c14ce56baf (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - あいしてるぅ (8月23日 20時) (レス) @page32 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ@前垢消えた(プロフ) - 神作品更新待ってますッッ (6月30日 5時) (レス) @page27 id: 0e552ce067 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:向日葵 | 作成日時:2022年9月3日 16時