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第一楽章 ページ2

「野郎共!港に着いたぞー!」

その声を聞いた瞬間、そういえば最近街に行ってないから久しぶりに船から降りてみてもいいかと考えたから隣にいた妹も降りるか聞いてみた

『ウタ、今日は久しぶりに街へ行こうと思うんだけどウタはどうする?』

ここなら、楽譜も売ってそうだし丁度いいかも

「私も行く!待ってて今準備する!」

バタバタと慌ただしい様子で出かける準備をする姿は小動物みたいで可愛らしい

『そんなに慌てなくても置いて行ったりしないからさ、ゆっくり準備しなよ』

忘れ物とかあったら困るしね

あ、副船長がこっちに来る。足音とかがした訳じゃないけど、何故か昔から見えたり聞こえたりする

部屋の扉をノックする音が聞こえたから、ドアを開けると予想通り副船長がいた

『副船長、おはよう!今日は、久しぶりに街に行こうと思うんだ』

元気良く副船長に挨拶をした後、ついでに今日の予定を伝えると俺の頭を優しく撫でながら

「あぁ、おはよう。それにしても、やっと街に降りる気になったか…この船にある本を全部読み終わるまで街へは降りないとか駄々を捏ねた我儘小僧がようやく…!」

こう言ってきた。その件に関しては俺も悪かったと思ってるけど…そんなに感動する程の事じゃないのに副船長ってば大袈裟だ

『その件は忘れてよ、副船長〜……あのさ、話は変わるけど…シャンクスって今日暇かな?』

シャンクスと久しぶりに出かけたいなぁって思ったけど…船長だから忙しいと思うし

「今、お頭は自室にいる筈だ。もちろん、書類も何にもない部屋で寛いでるさ。暇してるだろうから荷物持ちとして連れてけ」

やった!シャンクスと一緒に出かけられる!

『丁度ウタの準備も終わったみたいだし、行ってくる!』

じゃあ、早速シャンクスの部屋に向かおう

「行ってらっしゃい。途中で迷子になるなよ」

副船長ってば俺はもう10歳なのに心配しすぎだよ

『も〜!副船長ってば俺は迷子になったりしないから安心して!』


.


.


シャンクスの部屋のドアをノックして少ししてからドアが開いた

「は〜い、誰だ?ってAとウタか。どうした?」

シャンクスに要件を伝えようと俺が口を開こうとしたら

「シャンクス!一緒に買い物に行こう!!今日はね、Aが街に行きたいって言ったんだよ!」

ウタに先を越された。けど、俺が行きたいって言ったことは別に言わなくていいと思う…副船長もその事で弄ってきたし

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アワアワ - もう最初の場面で面白いです!!これからも更新頑張ってください! (2022年8月16日 22時) (レス) @page3 id: 2db5ff9399 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:波瑠 | 作成日時:2022年8月10日 23時

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