第54振 ヤキモチ←可愛いから!!もう!! ページ10
Aside
ーー鶴さんと伽羅さんに抱き付いたのを誰から聞いたのか、三条の部屋にラチられました。ラチった犯人は、三日月さんと小狐丸さん。三日月さんが、私を抱き締めたまま離してくれない。…何故。
A「このお部屋に来るの、久し振りかな。小狐丸さん、櫛貸して??」
綺麗な毛並み。とかすのも、最近楽しくて仕方ない。最近は、髪型を清光や乱ちゃんにやって貰う事が増えてきた。2人にお任せすると、その時の気分とかで違う髪型をしてくれるんだ。…は、良いんだ。小狐丸さんの髪をとくのも。私は今、三日月さんの膝の上だったりする。膝に座ってるの。←ここ重要。
A「…三日月さん、離して貰えない??恥ずかしいし、重いでしょ??ーーはいっ、終わったよ、小狐丸さん♪」
小狐丸「ありがとうございます。荷葉様にといて頂けて、小狐は嬉しゅうございます」
そう言った小狐丸さんは、上機嫌で部屋を出ていく。…あぁ、2人きりにしないで。
三日月「何故、鶴と大倶利伽羅には抱き付いて、じじいには抱き付いてくれぬのだ」
確か…抱き付いたりした事あるじゃない。抱き締められたりもあった筈。
A「三日月さん、抱き付いても良い??」
三日月さんに離して貰い、正面から抱き付いてみる。…細っこい腰だ。適度な筋肉は付いてるけど。此処の皆、細いんだもんな…。獅子王くんもそうだし、宗三さんも。山伏さんはムキムキだけど。力持ちって言えば、岩融さんもか。…まんばくんの腰にも抱き付いてみようかな??いや、一期さんもありか。桜がぶわっと舞った。…三日月さんって、イケメンだけど、たまに可愛く思ってしまうのよね。腕の中でクスクス笑うものだから、三日月さんは不思議そうな顔をする。
三日月「どうした、A」
A「ううん、たまに三日月おじいちゃんが可愛いなって。三日月さんは格好良いんだけどね??…好きだな…って…」
ーー今、なにを口走った??勢いよく三日月さんから離れ、真っ赤な顔を見られないように三条の部屋を慌てて出ていく。
三日月「あなや…。逃げられてしまったか。ーー全く、此方の身にもなって貰いたいものだ」
等と言っている事など露知らず、私は部屋まで走る。走るなと怒られても走った。…三条の部屋から審神者部屋まで、遠いじゃない!!
山姥切「荷葉??どうした??」
A「まんばくーん!!」
近くに居たまんばくんを部屋に引き入れ、泣いた。恥ずかしさから流れる涙。…なんであんな事を言ったんだろ。
第55振 涙の痕と胸の内←俺は…(山姥切side)→←第53振 内番見学←お手伝いしますよ!!
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作者名:葦原 さくら | 作成日時:2018年4月13日 9時