私、トリップしました２【刀剣乱舞】 (ページ5)

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第４９振手紙１←貴女からの想い(??side) ページ5

??side

ーー火蓮さんから、手紙と絵を渡された。すぐに、Aさんからだってわかった。僕の描いた絵と、Aさんが書いた手紙。…読んでも良いのかと思いながらも、１つ開ける。

“貴方に、この手紙が届く事はないけれど。いつかがあると信じて、この手紙を書いています。貴方と過ごした日々は私にとって、とても大切な想い出。ハーデス様もお慕いして居たけれど、私が好きになったのは貴方自身です。最後の戦いで、貴方に置いて行かれて私は悲しかったです。私は女神としてではなく、１人の人間として、貴方と生きたかった。聖戦が終決し、私は聖域に身を置いています。此処から、貴方にまた会えるのを祈っています。”

１通目。最後に“会いたい”と書いてあった。

“お元気ですか??私はいつの間にか、政府と言う知らない場所に来ていて、審神者と言う知らない職業…なのでしょうか??それに就きました。刀剣男士と言う付喪神様を救う為に。私が来たのは、ブラック本丸と言う所だそうです。敵意を向けられていましたが、数人の付喪神様に少しばかり心を開いて貰えました。此処で、少し頑張ってみます。”

２通目。これも最後に、“会いたい”と書いてあった。僕も会いたかった。会って、本当は色々と話したかった。…でも、僕はAさん…貴女に会わせる顔がない。僕も、Aさんが大好きです。この想いは、心の奥に仕舞っておいた方が良さそうだ。Aさんの事だから、刀剣男士たちにモテているだろうし。

大和守「主ー!!ちょっと良いかな??」

「どうしたの??」

加州「陸奥守が、写真撮ろうってさ!!主も入ろうよ!!」

写真。…僕たちの居た時代では、そんなものはなかった。加州に呼ばれ、行こうとすると、なにかが落ちた。あっ、もう１通あったんだ。

“貴方に会えて良かった。私はこの本丸で、審神者として過ごしていきます。貴方は“独り”じゃありません、男士様やこんのすけも居るのですから。だから、”１人“じゃありませんよ。寂しくなったら、またお手紙を書きます。お返事は、下さると嬉しいです。今度は他人行儀な態度は、取らないで下さいね??悲しいですから。”

３通目。わかって居たんだ。僕の事、行動の意味。Aさんには敵わないな。僕は庭に出て、皆の所に行く。僕以外、この本丸に居る刀剣は全て揃っていた。…手紙と写真を添えて、貴女に送ります。僕の本当のように気持ちも書いてしまおう。Aさんも、書いてくれているし…ね。