私、トリップしました２【刀剣乱舞】 (ページ38)

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第８２振本丸に帰還←怪我もなくて良かった… ページ38

Aside

ーータナトスたちを連れ、本丸に戻ってきた。あの子の本丸は、水蓮さんに連絡して後をお願いした。本丸に帰ると、長谷部さんを筆頭に短刀ちゃんたちがお出迎えしてくれた。…あぁ、私はなんて幸せなのかしら。

長谷部「お帰りなさいませ、荷葉様。双子神もご一緒だったのですか??」

A「向こうで助けて貰ったの。帰ってきて早々だけど、少し厨に行ってくるわね。タナトス、ヒュプノス。この間の場所、先に行っていて下さい。お茶を持って、後から参ります」

厨で紅茶の用意をし、庭園に持っていく。

A「ーーカイロス。…あの名前を再び聞く事になるとは、思いませんでした」

ヒュプノス「私共も、アレには注意していたので。A様と別れた時に、アレの小宇宙を感じたので…少々焦りました」

タナトス「A様、俺たちを此処へ置いてはくれませんか。…あの神には、灸を据えてやらねばと思っておりますので」

…２人の言いたい事もわかる。火蓮さんに、許可を貰おう。神だから、蔑ろにはできない筈だし。…もしそうなれば、神と争う事になる。其処は、政府も避けたいだろうし。

加州「荷葉ー、少し良いかな??」

温室の外から、清光の声が聞こえた。２人に断りを入れて外に出ると、少し困った顔の清光が居た。

A「どうしたの??清光」

加州「火蓮さんが来てるよ。荷葉に会えないかって言ってた」

A「ちょうど私も、あの人に会いたかったの。双子神の事で話があったし。ーータナトス、ヒュプノス。政府の人に会ってきますね」

２人で戻る途中、火蓮さんに会った。ーー心なしか、晴れ晴れしたような顔をしている。…事が上手く行ったのかしら??

A「お久し振りです、火蓮さん。アレから、どうなりました??」

火蓮「うん、事はスムーズに進んだよ。上の連中、今じゃただのお飾りだよ。…まずは、孤独くんの本丸を救ってくれてありがとう。破壊された刀剣が見付からないんだけど、荷葉ちゃん、知らないかな??」

A「それなら、悪いとは思ったんですが、此処に持ってきています。ーー私が、此処で治します」

火蓮「大量の破壊された刀剣を、君１人で治すのは危険すぎる。小宇宙にも、限界はあるんだ。使いすぎたら、君はーー」

火蓮さんの言う事も、ちゃんとわかってる。…でも、あの子の家族だもの。治してあげたいから。あの子と、双子神が力を貸してくれれば、あるいは…。相談してみよう、３人に…。